バリさんの凄さ

昨年の夏に卓球王国の原稿に書いたバリー・ヘイター、通称バリさんについて、新井さんが情報を提供してくれた。
http://ameblo.jp/tac-show/entry-10469172475.html#cbox

なんと新井さん、バリさんと試合をしたときに、打球に使っていないペンの裏面のラバーにクレームをつけられ、はがして試合をさせられたという。このときは審判長まで出てきて「問題ない」と判断したが(審判長などというものは普通はヒマなものだが、バリさんが出るときはおちおち弁当も食っていられないだろう)バリさんは納得しなかったという。しかも、ラバーをはがしたら白木なのでかえってルール違反だ!

いったいバリさんのどのような正義感が働いてラバーにクレームをつけたのか、興味深いところである。

バリさんの原稿を書くにあたって、いろいろとエピソードを収集したのだが、これは聞いたことがなかった。心温まるエピソードである(笑)。

一番弟子の戸田も、バリさんとの試合で「生まれて初めてムーブドテーブルで点を取られた」と言っていた。素晴らしい。卓球界の名物ジイさんとして、末永く活躍して欲しい。対戦した人はくれぐれも対等にやりあったり激昂したりせず、その名物ぶりを味わう心の広さを持ってほしい(私も試合をしたくはないが)。