月別アーカイブ: 5月 2010

F君参戦

社内の卓球熱はまだ続いている。
毎日昼休みに5,6人が卓球をしていて、昼食を食べるのを惜しんでやっている人もいる。

最近、日本人赴任者のF君が加わり、場をにぎわしている。F君はほとんど卓球の経験がないため、野生の感でプレーをしているのだが、もともと運動神経が良いらしく、結構やる。ただ、ルールなど知らないので、サーブも適当である。

それを見ていたヘイステンというおじさんが「Fのサーブは違反が3つあるな」と言った。「オープンハンドになっていない、ボールを上げていない、エンドラインの内側で打っている」だそうだ。すべて私が教えたことだ。ここまで真剣に吸収している熱意に嬉しくなる。

ちなみに、こちらではスポーツのルール違反のことをillegal、つまり違法とか非合法と同じ単語を使うので、ちょっと大げさな感じで違和感がある。和英辞書で「反則」をひくとfoulsとかviolationとかいろいろ出てくるが、そう言う人は一人もおらず、常にイリーガルと言う。なお、ツッツキのことはpushと言う。じゃ、日本でプッシュという技術は英語でなんと言うのかというと、あんまりペンがいないので使う必要がないのだ。見たとしてもたぶんバックハンドとだけ言うんだろう。こういう、卓球の英語表現に親しんだだけでも赴任した甲斐があったというものだ。

びっくり症

いちいち何かに驚くびっくり症というのがあるようだ。妻がそうで、家の中でも私が部屋に入って行っただけでいちいちびっくりして「ギャーッ」と大声を上げられるのでこっちがかえってびっくりしてしまう。

最初の頃は面白かったが、20年近くも経つとだんだんと腹が立ってくる。しかし病気のようなものだろうから仕方がない。

先日も、風呂場の方で「ギャーッ」と騒いで私を呼ぶので、どうせたいしたことないんだろと思いながら行ってみると「何かが足を這ってるーっ!」となおも騒いでいる。それで足を見ると、服からほつれた30cmぐらいの糸が足に触れているだけであった。やっぱりか。

昨日は、郵便受けに郵便を取りに行って「ギャーッ」だ。隣の犬がやって来たためらしいのだが、後から「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」と荒々しい息遣いが聞こえたので「変態の人」が来たかと思ったというのだ。たしかにそんな変態の人なら恐ろしいけど、いるかそんな奴。

このびっくり症、どういう脳の構造がもたらすのだろうか。

ローガンズ

もうひとつ、アメリカのレストランを紹介しよう。

ローガンズというチェーン店で、ピーナッツが食べ放題なのが売りだ。店の入り口にドラム缶のような入れ物にピーナッツが置いてあって取り放題だし、各テーブルにもバケツにピーナッツが置いてある。さらに、店内ではピーナッツの殻を床に散らかし放題で、みんなわざと床に捨ててそれを踏んで歩いているのだ。

ピーナッツなんぞそんなに食えるものではないが、なんとなく開放的な気分になって、たまに入ると楽しい。

しかし料理のメニューはご覧の通りだ。息子たちはこんなものを昼食や夕食にするのに慣れたのだからたいしたものだ(わざとまずそうなものを撮ったんだけど)。

いざモスクワへ!

今年もモスクワでウエブ速報をすることになった。

大会後半の3日半だけの滞在になるが、完全燃焼したい。鍵はやはり日本勢の活躍だ。

世界選手権といえば、気になるのはテレビ放送の質だ。テレビ局のカメラ位置はいつも高すぎて、選手が小さくしか映らない。高いところから撮影すると、両方の選手が縦に離れて画面に入るので、画面に納めるためにはズームしたくてもできないのだ。だから、カメラの高さが映る選手の大きさを決定してしまう。
さらにコートからの距離もあるので、遠近感のない画面になる。小さい選手がスピード感のないボールを打ち合う画面なのだから、これで、迫力も何もない「死んだ画面」の出来上がりだ。

一方、コート近くの低いところから撮影した画像は迫力満点で、まるで別の映像となる。

下の写真は昨年の横浜大会の映像だ。皮肉なことに、ベスト16とかまではコートサイドからの撮影が結構あって素晴らしいのだが、決勝とか準決勝とか、プレーの質が高く重要な試合になると、放送局が力を入れて「死んだ画面」となる(笑)。なんという悲劇だろう。

横浜大会の前にテレビ東京に同様の提案をしたが残念ながら効果はなかった。今回も無駄を承知の上で、放送局に働きかけてもらうようロシア卓球協会にメールを出したがやっぱり返事も来ない。残念だ。来月号の原稿もこの件を書いた。

私が尊敬するリフレックス・スポーツのゲイリー・ルーダーマンもこれまで何度も放送局に、フロアのカメラをメインに使うよう進言したが、聞き入れられたことはないというから、私ごときがいくら言っても無駄なのだろう。

アメリカ食

今まで、アメリカの日本食レストランなどを紹介してきたが、意外にアメリカの典型的なレストランについてはほとんど紹介していなかった。

私自身、アメリカに来る前は、普通のアメリカ人が食べている料理はどんなだろうと思ったものだったが、いざ来てみるとあまり紹介する気になれなかった。それは、結局、アメリカの料理といってもハンバーグとかフライとかで、すでに知っているものばかりであり、あんまり珍しいものがないからなのだ。

たとえば今日の昼に行ったレストランのメニューは下の写真の通りだ。こりゃ、体に悪い(笑)。

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