ボーリング

今日は会社の人たちとボーリングをした。その名も『ドーサン・レーン』というボーリング場だ。

私は卓球以外のスポーツは平均以上には上手にできないのだが、ボーリングは特にひどかった。一緒に行った淳は自己最高の204点を出したのに、私は80だの90だのである。

淳は私の投げ方がおかしいとしきりに言う。淳の表現を借りると、「すり足で腰をクネクネさせてまるでオカマみたい」「能の芝居みたい」など散々だ。能なんか見たことないくせに。クネクネは別にして、オカマに見えるのはどうやら左手がまっすぐ指を揃えて反っているかららしい。この理由ははっきりしていて、卓球のオープンハンドサービスの癖なのだ。なにしろ卓球のサーブでは、ボールを投げ上げる手の指は4本とも隙間なくそろえて伸ばし、親指は離して、ボールは掌の中央に乗せなくてはミスになるのだから、これだけは常日頃から意識をしていたのですっかりこういう手の形が癖になっているのだ。もっとも、卓球のラリー中でも左手がその形のままでおかしいと真似されたりしていたので、卓球選手が全員こうなるわけではないだろう。

ともかく、今日のボーリングには散々な目に合った。なんでこんなにできないんだろうか。

なお、ボーリング場の様子は日本とほとんど変わらない。アメリカだからってボールが上から降ってくるとかそんな珍しいことはない。しいて言えば、ボールが傷だらけのボロボロで設備が古いことだが、これは別にアメリカだからではなくて、このレーン特有のものだろう。