息子たちはアメリカに来て3年になるが、普通の日本人の子供よりだいぶ遅れて1年程前からやっと英語が分かるようになってきた。それと同時にアメリカ人の友達もちらほらと出来て、急にアメリカ人の子供や親同士の付き合い方の違いが分かってきてた。その中でも同じ団地に住んでいるロバートはとんでもない。
このロバート、なぜかうちの息子たちが大好きで、とにかくどんな天候にもかかわらずほとんど毎日遊びに来て、帰らせないといつまでもいるのだ(妻が毎回帰らせる悪役をしている)。
息子たちは日本の勉強もあるので断ったり時間制限をしたりしたりするのだが、本人は全く気にしていない。断っても1時間後にはまた来て、さらに断っても再度来て、最高一日のうちに4回きたことがある。
ある時妻が「1時間だけ」という約束で遊ばせたら、次の日から「One hour ! One hour !」と言いながら玄関から入ってくるようになったという。もちろん1時間では済まない。先日は電話番号を教えろというので教えたら、帰ってからその日のうちに5回もかかってきた。「何してる?」とかそんな内容らしい。「勉強があるから切りたい」と言っても「You don’t need to study, sorry」と言って切らないらしい。学校でロバートが息子に近づいて来たので誘われる前に「ノー」と言うと「まだ何も言ってないのに何がノーなの?」という具合で、断られても全然気にせず毎日やってくるのだ。でもこのロバート、とにかく子供らしく素直で、とても可愛いのだ。
太っているので、建築中の家の横に置いてあった巨大なゴミ箱に入ったら登れなくて出られなくなったというのがちょっと哀れだった。(写真は出れなくなったゴミ箱)