蟹屋2

ここの蟹の食べ方は変わっていて、屋外の石のテーブルの上で、木槌を使って叩いて甲羅を割るのだ。こんな軽い木槌で割れるものかと思ったが、軽く何度も叩くとそのうち割れることがわかった。

割った断面を見ると、かなり甲羅が厚く、日本で知っている蟹とは種類が違うことを実感した。それにしても、蟹みたいな面白い形の生き物を見ると、どうしても進化の不思議さを考えざるを得ない。塩さえ使わないのに美味い蟹味噌を食べながら「こんなに美味いんじゃ食われるわけだ」と思った。