自転車で近所をフラフラ散歩していたら、たいへん親切な自動販売機を見つけた。
そこには、次のように書かれていた。
この自動販売機は毎日売上金を回収しています。
This vending machine collects proceeds every day
これ、誰に何のために書かれているのかといえば、泥棒さんに対して書かれているのだ。毎日売上金を回収していて中にはそれほど大金は入っていないから、泥棒しても効率は良くないですよと言いたいのだ。これを、これみよがしに英語、韓国語、中国語でも書いているところがかなりブラックである。この自販機の他の表示は、HOTとかCOLDなどわずかの英語以外はすべて日本語であり、韓国語と中国語の表記は皆無である。それが、泥棒さん用の注意書きだけは韓国語と中国語がしっかり書いてあるのだ。・・・なんと人種偏見に満ち満ちた親切なのだろうか(笑)。
しかもこの英語、主語が自動販売機になっているので「自動販売機が毎日売上金を集めている」ということになり、大金が入っていないどころか、大金がたんまりありますよという正反対の意味になっている(笑)。もしやと思ってYahoo!の自動翻訳機にかけてみると、見事に一字一句たがわぬ英語が出てきた。英語が分かる人にチェックしてもらう手間さえ惜しんだのだ。しかもピリオドが抜けているので中学の英語も落第である。さすが臆面もない人種差別をするだけのことはある。
このステッカー、並んでいた異なるメーカーの自販機すべてに貼られていたので、自販機のメーカーとは関係なく売られるか配られるかしているのだろう。
「お金がたんまり入っていますよ」という親切な注意書きを見て英語圏の泥棒が大活躍しないければいいのだが・・・。