街の灯

仕事で珍しく仙台市の中心部に行った。

ある歩道橋を渡っていて「この歩道橋を歩いたのは初めてだな」とふと思った。仙台にはもう30年も住んでいるし、この道路はメインの通りなのでおそらくバイクや自動車で何千回も通っているはずだが、そこを歩いたことはなかったのだ。そういう場所は他にも沢山あるし誰にでもあることだろう。

そう思うと、何か急にその風景が愛おしくなって写真を撮ってみた。こういう、都会的かつゴミゴミした風景がなんとも好きなのだ(特に夕暮れ時に弱いし、夜の青信号の色も大好きである)。

もっとも、田舎のひなびた感じも好きなので、まあどっちも好きなのだ。