余談

これまで書いたことすべてが余談のようなものだが、関野さんから聞いた話。

この店にはワルドナーやガシアンも来た事があるという。卓球メーカーの人たちが連れてくるのだという。関野さんはワルドナーのサービスを受けさせてもらう光栄に浴したのだが、なんと店内の客が関野さんの後に並んで列を作ったのだという。ワルドナーなんか知らない素人ねえちゃんたちがストッキングなどを履いたままワルドナーのサービスを受けようと言うのだ。ワルドナーがどんなサービスを出したのかは聞きそびれた。

お客さんは卓球をしに来ているわけではないらしいのだが、いざやりだすと熱くなるものらしく、多くの女の人が壊れたストッキングを打ち捨てていくのだそうだ。

店内が若い女性客で一杯になったときのことだそうだが、二人の卓球経験者がフォア打ちのラリーを始めた途端に、店内の女性客から「すごい」と満場の大歓声が上がったという。すると、その二人は「卓球をしてこんなに誉められたことないです」と頬にダーダーと涙を流して喜んだという。星飛雄馬状態である。酒のためもあったかもしれないが、なんとも微笑ましい話だ(卓球はこれでいいのだろうか?)。

写真左は、私が座ったソファーからの眺めだ。こういう景色を見ながら酒を飲むのはどう考えても楽しい。吉村さんと川嶋さんが「何かから逃避するかのように」入り浸るのもむべなるかなである。