年別アーカイブ: 2012

週刊文春

週刊文春に水谷の記事が載っていた。

補助剤問題だ。ルールを守っているのが日本だけなのだから日本もさっさと補助剤を塗るべきと思う。もちろん理想的にはITTFが後加工禁止ルールを廃止にするか、または破壊検査でもなんでもして検査を強化するべきだが、それをする気がない以上、答えは一つだ。有機溶剤の時には健康被害を避けるという大義名分があったが、補助剤に関してはそのような大義名分はない。破っても誰の迷惑にもならず、なおかつ違反を検出できないルールで、守っているのは日本だけなのだから、暗黙の了解で使うべきなのだ。卓球メーカーもバンバン販売する。名目は「ITTFでは禁止されています」とかなんとか書く、あるいは何も書かない。それで誰も困らない。ITTFが日本にだけ文句を言ってくるわけもない。

国道で一人だけ法定速度を守って走り、他の車が不正だと警察に訴えるようなバカなことはもうやめたらどうだろうか。それでも水谷や岸川や吉田の青春が返ってくるわけではない。選手は趣味で卓球をしているわけではない、人生をかけているのだ。

日本選手よ、団体戦は補助剤を塗れ!(かえって調子狂うか)

石川残念。

途中から正坐して見たがダメだった。銅メダルは獲れなかったが、まあ仕方ないべ。
団体戦をがんばってほしい(私の観戦の様子があまりにも滑稽だと家族が勝手に写真を撮った)。

女子も期待

福原は丁寧に完敗したが、準々決勝のリー・ジャ戦はよく勝った。正直、負けたと思った。やはりスマッシュ主体はきつい。ドライブで打ち抜けないとスマッシュを入れ続けるのは大変だ。

石川はなんとベスト4。オリンピックでは史上初だ。世界選手権またはオリンピックでの女子シングルスベスト4はいったい何年ぶりだろうか。調べてみたらなんと1969年ミュンヘン大会で小和田敏子が優勝し浜田美穂が3位になって以来で、実に43年ぶりだ。なんと長かったのだろう。

これは「卓球に片思い」の平野も観客席で武者震いをしていることだろう。

石川の準決勝がどうなろうとも、団体戦が楽しみだ。楽しいかな卓球観戦。

岸川、快挙!

すごい。この大舞台で呉尚垠を粉砕してベスト8だって。
なんて奴だキシカワ。

水谷は残念ながらメイスに負けたが、誰だっていつでも勝つわけには行かない。
そういうことはあるさ。むしろ、これで力が抜けて団体戦がより期待できるではないか。世界ベスト8の岸川と小憎らしいまでに図太い丹羽が一緒にいるんだから恐れるものはない。

いよいよ面白くなってきたではないか。

実家の母

先ほど、仕事をしていると実家の母から電話がかかって来た。
出るなり母は言った。
「なんだ?今どこさいだ?」
電話をかけてきておいていきなり「なんだ?」もないもんだ。
「会社だ」
「イタリアさ行ってだんでねえのが?」
・・・愛ちゃんの試合をテレビで見たのだ。
「それはイギリスだ」(小声で)
「あー?」
「イギリス」(少し大きめで)
「なに?」
「イ・ギ・リ・ス。ロンドンはイギリスだ」(ついに大声で)
「あー」(なんだれ爺、イタリアでねぐイギリスだ)などという向こうの会話。

このような田舎の無学な老婆にも日本選手の活躍は届いているようである。

死ぬかと思った!

仕事から帰ってきて、何気なくヤフーのニュースから卓球のページを見たら、いきなり!いきなり!いきなり岸川がイオニスと死闘をやっとるじゃないか。

おいおい、ものには順序というものがあろう。
それがいきなり、最終ゲームの2-2とはいったいどういうことだ?
しかもスコアは3-3、4-4、5-5と2点と離れない。
ぐぎゃーっ、死ぬってこんな試合見せられたら。しかもなんだか知らないが6-5からスコアが止まって、気が狂ったように画面をカチカチ更新していたらなんといきなり
10-10 !!!

ど、どうしようってんだ。この時点で私は家族もかまわずパソコンを見ながら絶叫!
そして11-10、ついに12-10。

聖也、おまえってやつは・・・(涙)。(ワンパターンで済まん)。

岸川聖也 4-3 イオニス
11-7
7-11
11-9
8-11
11-7
8-11
12-10

これで世界のベスト16だ。凄い。県大会で16だって難しいのに世界で16。素晴らしい。

誘惑するウシ

焼肉屋の看板で、なんとも強烈な色気を発して客を誘惑しているウシがいた。腰に手をあてたぐらいにして。食われるのに。

かと思えば元気よく「グーッ」サインを出している豚もいた。そんなに可愛く元気な顔されてもなあ。食われるのに。

Mさんの決心(の邪魔)

営業マンのMさん、代理店のAさんと山形に仕事に行った。

Mさんは本来甘いものが大好きなのだが、社内の健康指導員から指導を受けたのをきっかけとして、5月くらいからダイエットをしているという。それまでは毎日寝る前にエンゼルパイを食べていて、奥さんは冷蔵庫のエンゼルパイを切らすことがなかったという。甘いものを絶ってからは体重が順調に減り、それが楽しくて今では苦にならなくなったという。

昼食は、Aさんの案内で、安くて量が多いという「やまき」という蕎麦屋に入った。確かに700円とは思えない量だった。私とMさんは「麺少な目」を頼み、Mさんは完食したが、私はそばを食べ終わったところでギブアップし、ラーメンはまるまる残してしまった。Aさんは普通盛りを頼み、しかも私よりも早く食べ終わっていた。「どうしてそんなに食べるのが早いんですか」と聞くと、早く食べないと満腹になってしまって食べられなくなるから急ぐのだという。どうやらたくさん食べることが目的になっているようだ。

そばとイカ足天というのも珍しいと思ったが、山形では定番で、なんとラーメンにさえよく入っているのだという。

午後の仕事が一区切りついた後は、Mさんが甘いものを控えているというので、サイゼリアでデザートを食べることになった。「そういう闇雲な節制は本物ではない。あえて甘いものを食べて、そこで沸き起こる甘いもの連鎖に耐えてこそ本物」という理屈だ。

Mさんはコーヒーゼリーを食べたが、ここでもAさんは「プリンとアイスティラミスのセット」を平らげていた。いや、ティラミスはともかく、プリンまで食わなくてもというのが私の感想だ。それでもAさんはちょっと太めという程度であり、いわゆる「デブ」ではない。運動も特にしていないという。不思議だ。

叱ってくれる先生

中学教師が盗撮で捕まったが、生徒からの評判に「叱ってくれる先生だった」というのがあった。私はどんな状況でも叱られるのは不快で嫌なのでこの感覚がわからない。
よくテレビドラマなどで不良学生が「叱ってくれて嬉しかった」というせりふがあるが、話に意外性を盛り込んでオチをつけるためのデタラメだとばかり思っていた。

もっとも、この事件でインタビューに答えた生徒も、ドラマやマンガの影響を受けて偽の感想を答えた可能性も否定できない。いったい、叱られたことをもって「自分の為を思ってくれている」と嬉しがる人が本当にいるのだろうか。嬉しいよりも悲しい、怖い、不愉快といった気持ちになるのが普通なのではないだろうか。もっとも、完全無視よりは叱られた方がマシなのは私にもわかるが。