福原と石川がイベントで球当てをやっていた。
編集して当たったところだけを見せるなら、誰でも当たるまでやればいいだけなので、そういう編集をされた球当ては私はいっさい信用しないが、これはちゃんとノーカットで撮影しているので好感が持てる。
http://videotopics.yahoo.co.jp/videolist/official/sports/p0501e226ae16ad44c3c4e7665f96d256
福原と石川がイベントで球当てをやっていた。
編集して当たったところだけを見せるなら、誰でも当たるまでやればいいだけなので、そういう編集をされた球当ては私はいっさい信用しないが、これはちゃんとノーカットで撮影しているので好感が持てる。
http://videotopics.yahoo.co.jp/videolist/official/sports/p0501e226ae16ad44c3c4e7665f96d256
昨日から鼻水が止まらない。完全な水のような鼻水で、かんでも1分もしないうちにまた出てくる。何年か前にこういう症状の風邪をひいたことがあるので風邪かもしれないが、他の症状がまったくないのでどうやら花粉症のようである。これまで花粉症とは縁のない人生だったが、ついに私も仲間入りしたのかもしれない。
それで、ドイツでは花粉は飛んでいるのだろうかと思っていたら、田村によれば日本がバカみたいに杉を植えすぎたから花粉が沢山飛ぶようになったので、ドイツではそんなに飛んでいないはずだという。そこで私が「ドイツにだって杉の木はあるだろう。トランプの柄にもスペードが使われているくらいだから杉の木はポピュラーはなずだ」と言うと、田村が「スペードと杉は関係ないだろ」と言う。「何言ってる。スペードは杉だろうが。スペードのことを杉って言うだろ?」と私が言うと田村が「そんなバカな話は初めて聞いた」と苦しそうに笑い出した。
言われてみればそうかもしれない。私の実家のあたりでは、スペードのことは誰もが「杉」と言っていたのだ。それで、スペードとは杉の木のことだとばかり思っていたのだ。ヘタすると、英語で杉のことをspadeと言うとさえもぼんやりと思っていたくらいである。同様にダイヤのことは「角(かぐ)」と言っていた。クローバーが「三つ葉」なのはどこでもだと思う(実際には「みつぱ」と発音していたが)。ハートはさすがにハートだ。だからトランプをすると「杉の10」とか「角の2」とか当たり前のように言っていたのだ。
新潟出身の田村はこの杉と角というのがとにかく可笑しいらしく「こんな面白いギャグをまだ隠し持っていたのか」と今日になってもまだ笑っている。私は小さい頃からこう言っているので可笑しくもなんともないし、そもそもギャグではない。
悔しいので辞書でspadeを調べてみると「鍬(すき)」という意味があった。畑の土を掘っくり返す道具で、要するのスコップの先っちょのところだ。トランプのスペードはその形から来ているものと思われる。うーん、ためになるブログだ。
ところで「鍬→すき→すぎ→杉」というのはこじつけだろうか。
もしかして日本全国でスペードのことは杉と言っていて、田村がバカで知らないだけということはないだろうか。
私は便利な物が大好きだ。いや、誰だって便利な物は好きだろうし不便な物が好きな人はいないだろうが、私の場合は、便利だということに、見た目やブランドよりも極端に価値を感じるのだ。もう惚れ惚れしてしまう。
今回、世界選手権に行くにあたって、前々から不便に感じていたキャリーバッグを新調しようと思った。出張であちこち行くときにいつも不便に感じていたことがあるのだ。それは引っ張るときにタイヤの音がうるさいことだ。故障や劣化というわけではなくて、もともとタイヤの材質が硬いので路面の凹凸に当たる音がうるさいのだ。それでここ3、4週間というもの仙台市内のデパートや専門店を回ったのだが、驚いたことにタイヤがゴム製のものがほとんど売っていない。ネットで調べてみても、ほとんどのメーカーはタイヤの材質については書いてもいないのだ。ヘタをすると直径すら書いていないのだからあきれる。
スーツケースやキャリーバッグの要はどう考えてもタイヤのはずだが、ポケットやデザインばかりが強調されていて、こんな重要なことが書かれていないことに驚いた。中にはサイレント・キャスターというものを使っていて極端に静かであることを売りにしたNEOPROというメーカーがあるのだが、残念ながらそのメーカーの商品には欲しい物がなかった。
私が欲しいキャリーバッグの条件は、バッグを立てたまま上から物を出し入れできるように柔らかい材質のものであることと、パソコンを入れられて振動が伝わらないようなポケットがあることなのだ。これでタイヤがゴム製なら値段はいくらでも買いたいのだが、これがほとんどない。やっとネットで一つだけ「地球の歩き方」のオリジナル商品である「エディターズキャリーバックパックJrⅡ」というのが見つかったのだが、これは現物を確認できる店舗がない上に「在庫なし」で注文できないときている。
それで仕方がなく、3つの要求項目である
①静か
②柔らかい
③パソコンを入れるのに適したポケットがある
のうち、②③を満たすある商品を仙台のロフトで見つけたので、①のうるさいのだけは諦めて2月の末に買ったのだった。その後、それをもって厚木に出張に出張に行ったのだが、つくづくうるさい。住宅地でも引っ張って歩こうものなら迷惑だろう。しかたなくて持ち上げて歩いたほどだ。どうしても諦め切れない私は、ふと思い立ってタイヤの交換をしている業者がないかとネットで探すと、実に簡単に見つかった。世界中のどんなスーツケースでもタイヤ交換をするという。さっそく電話をすると私のような注文は非常に多く、ゴム製のタイヤに変えることでお客さんに喜ばれているという。こうなるともう値段など関係ない。往復の送料2,100円に作業料金5,400円の合計7,500円を払ってタイヤを交換してもらった。
待ちに待った荷物が佐川急便で届いたのが先週の日曜だった。はやる気持ちを抑えられずに包装をやぶいてさっそくタイヤを爪で押してみると・・・硬い。完全に硬い。「まさか」と思いながら外に出て引いて見ると「ガラガラガラ」と見事にうるさい。今までと同じだ。一緒に送られてきた外したタイヤを爪やドライバーで押し比べてみるが、硬さやへこみ具合、へこむ形までまったく同じである。これは修理屋が間違えたに違いないと電話をかけると、もともとついていたのはプレスチック製だけど新しくつけたのはゴム製に間違いないという。「どうみても同じですよ」と言って電話口でドライバーで叩く音を聞かせると「あ、違いますね」と言う。ホントかよ。なおも私が食い下がると、あれ以上柔らかいゴムだと夏場にはドロドロに溶けて使い物にならないとか、生ゴムだと接着が難しくてホイールから剥がれてしまうとか、柔らかいタイヤが使えない理由を述べ立てた。耐久性といったって、どう考えても旅行カバンは自転車のタイヤより酷使されるわけではないし、ホームセンターではもっと重いものを乗せるためのタイヤもゴム製でいくらでも売っている。どうにも納得のいかない説明だった。よっぽどタイヤを削って会社に持っていって成分分析をしてやろうかと思ったがやめた。最後に彼は、そのタイヤを仕入れているメーカーがゴム製だと言っているからゴム製に間違いないと言って、その会社名を教えてくれた。
さっそくそのメーカーに問い合わせのメールを送った。あれがゴムだというなら硬いゴムもあるということで今後は自分で確かめるしかないし、実はプラスチックだというならゴムを探せばよいだけだ。すっかりタイヤのことで頭が一杯になり、ネットでタイヤというタイヤを検索し、近くのホームセンターに行って恨みがましくゴム製タイヤを片っ端から爪で押してみたりした。どうせサイズが合うものはないしつける方法も知らないのだが、タイヤごときにここまで情熱を傾けてしまうと、そう簡単には引き下がれないのだ。
翌日の月曜の夜、未練がましくネットでバッグを検索していると(私は物を買った後でもしょっちゅうこんなことをしているのだ)、なんと「エディターズキャリーバックパックJrⅡ」がアマゾンで「在庫あり」になっているではないか!くうーっ。何かの間違いかもしれないが、とにかく注文してしまえばこっちのもの、もうタイヤ交換だのホームセンターでタイヤを探したりする必要はない、とばかりに反射的に注文をしてやった。
翌、火曜の夜、タイヤの材質を問い合わせていたメーカーから「当社の製品はポリウレタン製で、通常ウレタンゴムと呼ばれているものです」と回答が来た。あれがゴムと呼ばれているというのなら仕方がない。少なくとも間違いではないからもう修理屋に文句は言えない。ポリウレタンとは硬いものなのだと諦めるしかない。もうこっちは完璧な新しいバッグを注文したのだからどうでもいいのだ。
待ちどおしいので前夜に注文をした「エディターズキャリーバックパックJrⅡ」のサイトを眺めていると「石畳や凸凹道での走行安定性に優れ、ロードノイズを軽減する70mmの大型ポリウレタン製サイレントタイヤを標準装備」とある。「んあ?なっ?ポリウレタン製???」顔から血の気が引いた。また2万円をドブに捨てたか。前のバッグと修理代金を合わせると合計5万円近く使ってまだ欲しいバッグを手に入れられないのか。
水曜。バッグが届いた。期待しないでタイヤを爪で押してみると・・「おお。柔らかい!」外に飛んで出て転がしてみると「トロトロトロ」と静かだ。素晴らしい(涙)。それにしても、こんな簡単な当たり前の要求を満たす製品がなぜ他にないのかと他人事ながら情けなくなってくる。
それだけではない。この製品は「地球の歩き方」の読者の細かいニーズに微に入り細に入り応えたという優れもので、パソコンを入れるバッグは取り外せるので旅行先でホテルからそれだけ持ち出せるし、空の状態で取っ手側に重心がズレているので、荷物を沢山入れたときに取っ手と反対側に倒れがちになることを防ぐようにもなっているのだ。
これほど素晴らしく便利な買い物をしたのは年末のメモ張以来のことだ。
それにしても、あの硬いタイヤは本当にポリウレタン製だったのだろうか。ポリウレタンにも硬さがいろいろあるのだろうか。あの修理屋が「お客さんに静かになったと喜ばれている」というのは本当なのだろうか。もともとついていたタイヤがプラスチック製だと成分分析をしたわけでもないのになぜ断言できたのだろうかと、釈然としないことは多々あるが、素晴らしいバッグを手に入れたのでこの件はこれで終わりにしようと思う。
ともかく、これでドルトムントに行く準備はできた。「いつでも来い」という心境だ。こっちが行くんだが。
今日は、隣県の奥州市で、マジックサービスの使い手である村瀬勇吉氏の講習会に行ってきた。一人だと心細いので、腹心の田村と小室を連れての参戦である。
マジックサービスの使い手である村瀬氏の講習会らしく、受講者たちが卓球台の周りに密度高く集まってしばし村瀬氏のサービスの秘密を聞いたのであった。
途中、田村と小室は観客を装って自然に村瀬氏の背後に回り記念写真を撮影することに成功した。あつかましい奴らである。
その後、隙を見て村瀬さんのサービスを受けさせてもらったが、1球目は軽くオーバーミス、2球目はうまくツッツキが入り、3球目を台に落とし、4球目は「ネットに届かないオーバー」という有り得ないミスをした。どうやらブツ切りの上回転をツッツいたようである。
なんというか・・・この件はこれ以上話したくない気分だ。とにかく恐ろしい経験をした。
花火くんの続報。彼はここ何年かの大曲の花火の映像はすべてビデオで持っているそうだ。それどころか、自分の花火を上げたこともあるという。自分でと言っても、自分で火薬を詰めて打ち上げたら捕まってしまう(銃刀法違反なのか、危険物取扱違反なのか知らないが)。彼が上げたのは、業者に花火の構造を細かく注文をしてオリジナル花火を作り、大曲の大会で氏名の紹介とともに打ち上げてもらったというものだ。
花火にここまで入れ込んだきっかけは、何年か前に、ひとりで大曲に花火を見に行ったことだという。ひとりで秋田まで花火を見に行く時点で普通の人より入れ込んでいると思うのだが。
このブログが卓球関係のブログであることをすっかり忘れている人も多いと思うが、もう手加減はしない。3/25からドイツのドルトムントで世界選手権が始まるのだ!
昨年のロッテルダムには地震のため行けなかったが、今年は行けることになった。
試合形式は見ごたえのある団体戦だし日本選手の実力も充実しているし、なによりドルトムントは1989年に男子団体でスウェーデンが中国の5連覇を阻み、ヨーロッパ全盛時代の幕開けとなった土地で、熱狂的な観衆で知られる土地なのだ。
今年は今までになく、編集者たちと初日から現地入りをして最終日まで現地レポートをする。レポート形式はこれまでと同じようにブログ形式だ。くわえて雑誌用の妄想観戦記も書く。何が悲しくて現地で試合を見ながら妄想観戦記を書くのかわからんが。
ブログのタイトルをあれこれ考えていて息子たちに意見を聞くと「名前に凝るのは恥ずかしいしどうでもいいことだから中身で勝負した方がいい」とのことだ。ずいぶんと一人前のことを言うようになったものだ。
対して妻は「いいや、名前は大事。名前で興味をもってもらえなかったらダメ」とのことだ。
それで妻が出した案が
・ドルトムントむんむんレポート
・ドルトムントむんむんトピック
・ドルトムントむんむん日記
これかよ・・・・。
花火鑑賞士の資格をもっている同僚に、いろいろと聞いて見た。
鑑賞士の資格をとるためには(ところで本当に資格なのかこれ)、花火の形や音の知識だけではなくて、構造や歴史の知識までが問われるという。
私は花火には興味がないが、こういう深い話は大好きである。それで、自分も卓球のマニアなので、聞かれて嬉しい質問も良く分かる。さっそく「花火の歴史上、もっとも革命的だった出来事は何だったの?」と聞いてやった。
思ったとおり彼は嬉しそうに「塩素酸カリウムを使うようになって燃焼温度が上がり、色を出せるようになったことです」と即答した。明治初期にこの革命が起こる以前は、炭素の出すオレンジ色の花火しかなく、したがって江戸時代の花火はオレンジ色一緒だったそうだ。だから時代劇でそれ以外の色の花火が上がっていたらウソなのだという。さすが花火鑑賞士だけあって一般人がどうでもよいと思っていることに厳しい。
「じゃ、仙台の花火業者はなんていうの?」と聞くと「芳賀火工です」と当然のように答えた。何かの世界的イベントでも使われたと、まるで自分のことのように得意気だ。そのわりにクライマックスに仙台で花火を沢山打ち上げた映画『ゴールデン・スランバー』は知らないと言う。ダメだなあ(あとで調べたらその業者こそまさに芳賀火工だった)。
また、彼によれば花火のレベルは日本が世界一で、均一に広がる技術などとうてい他国の及ぶところではないという。最近では、絵柄モノが広がるときの絶対角度までコントロールする技術が出ているそうで「これからの花火からは本当に目が離せない」そうである。ほんとかよ。
まるで卓球の話をするときの私のようである。