ギャグのバイブル

今回の下ネタを考えるにあたって、念頭にあったのはひとつのギャグマンガだ。それはかつてビックコミックスピリッツで連載された『サルでも描けるまんが教室』というマンガで、私のバイブルである。私はこれまでこれほど笑ったマンガはない。連載当時、会社の売店でスピリッツを立ち読みして堪え切れずに声を出して笑ったほどだ。

このマンガは「まんが教室」という体裁を備えてはいるが、実はマンガ全体のパロディーになっているのだ。そして私と同世代である作者(二人組み)が影響を受けた数々のマンガのエッセンスが随所にちりばめられている。そして実はその中に重要な真実までが含まれているというなんとも奥の深いマンガなのだ。しかも作中のマンガ家があろうことか作品内で連載を始めてしまい、そのマンガまで載せるという途方もない展開になってしまい、その作品も可笑しいのだ。

毎週これほどのアイディアを生み出すのは並大抵の努力ではないだろうと思い、読んでいてスリリングな気持ちになったほどだ。後に知ったところによれば、原作の竹熊健太郎はこの連載のために相原コージの近くに引越し、ほぼ合宿状態だったという。毎週、締切りでやっと原稿を出した後の打ち合わせは、最低でも8時間、多い時では12時間3日連続ということもあったという。本人たちも「あんな連載は二度とできない」というマンガだったのだ。

ギャグのバイブル” への 4 件のコメント

    1. 情報ありがとうございます。4人だけの全日本選手権ですか!頭が重くてきつそうですね。しかもペンドラ!楽しそうです。

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