息子たちの高校で文化祭をやっているというので、暇つぶしに行ってみた。焼きソバが大好きなので買ったら随分と量が少なかった。息子がやっている店でお好み焼きも買ったが、息子いわく「ソースとマヨネーズの味しかしないよ」とのことだ。それはそいうものだからいいのだ。
どういうわけか会場には東北大学の電気自動車がおいてあってデモをしていた。詳しい説明を聞かなかったので何が珍しいのかわからなかったが、自動車といわずに移動体システムと言い張っているところが可笑しかった。こだわっているのだなあ。
昨日発売の卓球王国に新しいDVD『アウト・オブ・コントロール』の宣伝が載っている。発売までの経緯も宣伝ページの隣に書いたのでそちらを読んでほしいが、このDVDはもともとドイツで作られたもので、それの日本語字幕を私が担当したのだ。これが楽しくもなかなかやっかいな仕事であった。なにしろ登場人物は全員がドイツ語で話しているのだ。私はドイツ語はわからないので、ドイツで発売されていたDVDの英語字幕を日本語に訳したのだ。ところが私の英語の理解が怪しいので、微妙に意味が分からないところが続出したのだ。
そこで制作者のドイツ人であるヨルグ・アドルフという人にいちいちメールで質問をして内容を確認したのだが、このアドルフも実は英語が苦手だという。つまりお互いに怪しい英語を駆使しての内容確認作業になったのだった。疑問点をすべて解消して字幕が完成したのが昨日である。アドルフに出したメールを数えてみたら全部で60通にもなっていた。当初から「別の仕事でとても忙しい」と釘をさされていたのにもかかわらず、特に面倒くさそうでもなく丁寧に怪しい英語で説明をしてくれた。
そんなわけで力作なので、みなさんご期待を!
私のギャグが高校生の息子たちにウケることはまずないのだが、今日は珍しくウケたので紹介する。
どこかのラストランで、アルバイトの人が冷凍庫に寝そべった姿をネットに投稿し、店が閉店に追い込まれた事件に関連してだ。
「閉店するほどのことはないのになあ。本当はそこまでしなくてもよいのに、腹を立てた店側がわざと閉店することにしたのではないか。これが本当の店閉めだな」(田村が喜びそうなギャグだ)
私は常々、気の使いすぎはかえって他人の迷惑になることが多いなあと思っている。エレベーターに乗るとなぜかエレベーターガールになってしまう女性がそれだ。全員が降りる間に扉が閉まってしまうほど大人数が乗ったのならともかく、2,3人しか乗っていないのになぜかボタンの前に陣取って「開」のボタンを押して「どうぞ」などと言って他の人を降ろしてから自分が降りようとする。
一見、気が利いているようだが話はまったく逆だ。こんなことをされるとこちらが「あ、どうも」などと、本来まったく不必要な「感謝の気持ち」を礼儀として表現しなくてはらならなくなる。黙って扉の前で開くのを待ち、開いたらまっすぐ正面に歩いて降りればよいだけのなんとも安堵に満ちた気楽な瞬間が、無意味な親切の押し売りのおかげで不愉快極まりないものとなる。
そもそも一体何の親切のつもりなのだろうか。そんなエレベーターガールの真似事などしなくていいから、乗ったら足を止めずに速やかに一番奥まで歩いて行き、降りるときは普通に順番を守って真っ直ぐに歩いて降りる。このようにして欲しいものだ。