アメリカ赴任時代の友人のドクター・チョップことロナルド・ピータースが一昨日亡くなったと連絡があった。77歳だった。私の連載『奇天烈逆も~ション』の第一回の題材にした人だ。
思えば初めて会った2000年10月に、すでにリンパ腫を患っていて放射線治療をしていると言っていたが、それから約15年も生きたことになる。5年前には72歳にして私から卓球の指導を受けたい、謝礼も払うとまで言って私を家に呼んでくれたものだった。もっともそれは口実で、行ってみると一度も教えてくれとは言わず、自分の技の解説ばかりをされた。
ここ1、2年は相当に体調が悪く、体重も落ちていて、銃やらおもちゃやらを知人にあげて身辺整理をしていたという。それでも卓球への情熱は止みがたく、卓球とは接していたようだ。
「卓球がなかったら自分はとっくに死んでいる」と言っていたそうだ。2000年に初めて会ったときに彼の家にシャツを忘れ、その後連絡が途絶えていたのだが、7年後に再開したときにそのシャツを持ってきてくれたのには感激した。そのときのピータースの得意気な顔が忘れられない。
天国などないに決まっているが、比喩的に「ピータースは天国で思いっきり卓球をしているだろうか」と言いたくなる。
さようならピータース。そして楽しい思い出をありがとう(写真は2010年に卓球をしたときのもの)。
南アラバマ卓球クラブのあの方ですか…お会いしたことはありませんが、謹んで哀悼の意を表します。
どんな形であれ卓球を通じて人の心に残るというのは卓球人としてはいい人生を歩んだということなんでしょうね。
南アラバマ卓球クラブという名前にだまされて(?)行ってみたら卓球狂の歯医者さんの家だった,というあれですね.よく覚えています.ご冥福をお祈りします.
慎んで、お悔やみ、申し上げます。
あっ、失言しないよう慎んでお悔やみするのかと思ったら、謹んで、だだった
元北アラバマ卓球クラブ員としては、とても寂しい気持ちです。
アラバマで卓球愛に満ちた人たちとの思い出は私の宝物です。
アメリカであんな卓球体験ができるとは思っていませんでしたが、
伊藤さんのさらに濃い体験談を拝見して、さらにアラバマ卓球界が好きになりました。
実際にお会いしてみたかったです。
ドクター・チョップのご冥福をお祈りいたします。