タンゴ3兄弟

先日、同じ会社に勤める卓球ファンの吉村さんと卓球バーでご一緒した。

吉村さんは趣味が卓球ばかりではなく、なんとタンゴミュージックの愛好家でもあり、「ラティーナ」というラテン音楽雑誌でCDレビューを書いている方であった。

タンゴミュージックが趣味とはまたマイナーにもほどがあるが、いつからそんなことになっているのか聞いたところ、小学生のころからだそうだ。いったいどういう生活をしているのだろうか。

タンゴミュージックと言われてもピンとこなかったので「たとえばどんな曲ですか?」と聞くと、有名なところでは「ダンゴ3兄弟」だそうだ。タンゴとダンゴで駄洒落になっていることを指摘すると「それはもちろんわざとです。そもそもがその意図で作られた曲なのです」だそうだ。

それにしては今まで私は誰からもそういう話を聞いたことがないのはどうしてだろうか。

そう聞くと吉村さんは「自明だからですよ」とすまし顔だ。ホントかよこのオヤジ(笑)。私も同学年だが。

それにしてもよりによってタンゴミュージックのファンとはマイナーな人もいるものだと思ったが、吉村さんにれば、タンゴミュージックは実は我々の世代の前は流行していて、その後も流行しているので、我々の世代がちょうどタンゴミュージックファン人口の谷になっているのだという。だからマイナーに思えるのは錯覚だという。ふひーっ(ウソこけっ)。

さて、卓球とどちらがマイナーだろうか。もっとも、どちらがマイナーであったとしても、吉村さん自身はマイナーの2乗で、どこにも逃げ場のないチャンピオンであることに変わりはない。

タンゴ3兄弟” への 1 件のコメント

  1. 取り上げていただいたばかりかマイナーのチャンピオンの称号までいただき、大変光栄に存じます。

    ところで、「だんご3兄弟」はわかりやすい有名曲ではあるものの、タンゴを代表する曲ではありません。
    話の流れからこの曲に言及してしまったが故に誤解を招いたかもしれませんが、日頃から私がこの曲をウォークマンで聴きまくっている等ということはありませんので、念のためお伝えする次第です。

    ちなみに本来挙げるべきタンゴの代表的な曲としては「ラ・クンパルシータ」「エル・チョクロ」「アディオス・ノニーノ」「リベルタンゴ」等があることを申し添えておきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です