落ちるチキータ

昨日、「ミライ☆モンスター」という番組で張本が取り上げられていたのだが、大笑いさせてもらった。

全日本での勝利を目指す張本が、3種類のチキータを練習していたそうだ。

③の「手前に落ちるチキータ」というのは、あえてネット際に短く遅いチキータをすることで相手のミスを狙う技だ。ここまではいい。

そして迎えた全日本選手権。男子シングルス4回戦で戦った相手は平野友樹。

第一ゲームの1-1。

「張本が練習の成果を見せ、レシーブから落ちるチキータで得点した」場面がコレだ。

落ちるチキータってそれは・・・エッジだっ!

「落ちる」の意味が違うよ〜(笑)

エッジだから平野は飛び跳ねているし張本はラリー後に手を上げて謝っている。

そもそもわざわざ赤い矢印で入れた軌道もエンドライン一杯に入っているのだから、解説にあった「手前に落ちるチキータ」とは正反対ではないか。

ほんの8分前に解説したこと忘れたか(笑)?

まさか相手から見て手前とか。

ところがゲストたちも「落ちるチキータ」と聞いて「うわー」なんて感心してる。

おい! 気づかないのか誰も!!!

せっかくチキータに脚光を浴びせたはいいが、チキータで得点した場面がエッジで入ったこの場面しかなかったのだろう。

ギャグでも何でもなく真顔でこんな放送をするとは、恐るべしテレビ放送。

落ちるチキータ” への 8 件のコメント

  1. もしかしたら、4番目に、“ネットに絡むチキータ”、というのも必要なのではなかろうか?村上さんなら、マジで、実際にやりそうだ!

  2. ぼくもこのテレビ見て、噴き出しました!伊藤さんが、ブログに取り上げてくれるだろうなーって期待してました!

  3. テレビで卓球を取り上げられれる回数が増えましたね。
    昔はどれだけ間違えた情報を流されようとテレビで卓球が映りさえすれば大満足でした。
    全く別のスポーツの映像でもどこかに卓球台が映ってないか無意識に探してしまったりもしていました。
    チキータとバックドライブを混同することなどは野球に例えるならスライダーとシュートを一緒にするようなものかと思います。野球ファンなら違うとハッキリ言うのでしょうが不遇の時代が長かった卓球ファンはクレームをつけることによってテレビ局が卓球を放送しなくなり、暗黒時代に再突入するのを恐れてしまうのです。
    もしそうなれば卓球界では切腹級の重罪です。
    とても責任を負いきれず間違いに気づいても口を閉ざすしかないのでしょう。

    1. となると、私は切腹かもしれません・・・。
      実際には、一卓球コラムニストのブログの呟きごときが影響を与えるとは思えませんが。
      クレームしたわけでもないですし。
      クレームどころか、明白な間違いは何の悪影響もなく、ネタになるだけですので私は大歓迎なのです。
      悪影響があるのは「ショット」の使用です。卓球人まで影響されて使うようになったら困ります。

      1. 伊藤さんは切腹しなくても大丈夫だと思います。あくまで論理的に間違いを指摘しておられますので。
        ショットは卓球界では使われたことのない言葉ですね。テニスからきたのでしょうか?今後我々のような古参の卓球人も違うと思いつつ時代の流れでそのような言葉を取り入れてしまい、いつしか定着してしまうかもしれませんね。

    1. 卓球の素人というよりは、テレビマンとしてプロだということでしょうね。
      いくら卓球を知らなくても自分で解説したことは完全にわかっているはずです。
      視聴者がその矛盾に気づかない間抜けであることを前提に、無理やり企画に沿った内容にしたのでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です