審判のファインプレー

ジャパンオープンの男子ダブルス準決勝で、信じがたい審判のファインプレーがあった。

馬龍/許シン vs 樊振東/林高遠

の3ゲーム目の4-2の場面でそれは起こった。

プレー領域にハエが紛れ込み、馬龍がこれをラケットで何度か払おうとしたのだが、当然のことながら、そんなことでハエを追い払えるはずもない。

と、そのとき、副審を務めていた今野啓がすっくと立ちあがり、近づいたと思ったら、なんと

一発でハエを掴んでしまったのだ。

これには馬龍は笑い、許シンは固まったという。

知らない人が見たら、ハエ掴みの達人かと思うだろが、実は啓さんは過去にハエを手づかみした経験は一度もないという(誰でもそうだと思うが)。

国際大会での審判という重責ゆえに、火事場の馬鹿息子、いや、馬鹿力で実力以上を出したのだろう。

「ハエを手づかみにした達人的審判」として、今野啓の顔は馬龍と許シンの海馬にしっかりと刻み込まれたことであろう。

羨ましいことだ。

審判のファインプレー” への 8 件のコメント

  1. おおっ!
    さすがですな。
    そのときの啓さんの顔が目に浮かぶようです。

  2. ジャパンオープンのようなハイレベルで卓球フィーバーで大注目の大会の陰で私の地元では毎年恒例のローカル大会が開かれておりました。
    以前お話した、異常なまでにルール順守にこだわる上にどこか間違っているっぽい方は今回は出場せず、どこか物足りなさを感じておりました。
    もっともいたらいたで面倒臭いですが。
    しかし異常なまでに腰の低い方がいました。
    自分が得点するたびに相手に「すみません。」と何故か謝罪するのです。もちろんネット、エッジでの得点ではありません。その方はルールマニアの方と違い結構強いので1試合で何回も謝ります。聞いた話によると、ある試合で対戦相手から得点するたびに謝らないでくれ!と言われてしまったそうです。
    それに対して言った言葉は「すみません!」だったそうです。

  3. 上のプニさんの所でルーマニアとしっかり誤読しました笑。さて平野美宇ちゃんなどよく手を挙げる(謝る)のはエッジか何かと気になりますが。

    「卓球フィーバー」はテレビ東京視聴率に現れていますか。しかし初日から観戦しましたが、土曜は全日本の方がスタンド2階は多い位で拍子抜けしました。サークル女性や小中高生が少ない印象。若い中国女性の’加油’が響くのは初めて、金曜の吉村弟対方博(3-0リード)では日本男性の’吉村がんばれ’が交錯してすごい雰囲気でした。次の丹羽対フィルスでは丹羽親衛隊?の若い女性10名位これは面白かった。

    「審判のファインプレー」など見ると読まざるを得ません。確か大橋氏「先生、できました!」も伊藤さんの案でしたね。絶妙かと。
    卓球ファンの方、’混合ダブルス追加’での私のコメントもお読み下さい。

  4. 先生の地獄・天国愛読させていただいております。
    ブログ記事とは無関係で恐縮なのですが、
    最強のフェイクアイテムをひらめきまして
    コメントさせていただきます。
    それは、、、サングラス!
    野球選手もかけていますし、
    卓球のルールでもNGではないですよね。
    マトリックスか、はたまたMIBか!?
    相手に与えるプレッシャーもハンパありません!!
    ぜひとも日本代表の選手へトライしていただきたい。
    または五輪の隠し球にいかがでしょうか。

    1. ご愛読ありがとうございます。
      サングラス、私も考えました。実は「地獄」の115ページに書いております。

  5. ITTFなど世界中の会場でハエが登場するのですが、こんなにハエが出てくるスポーツは他にないのでは? 笑! 
    どうしてハエがたかるのでしょうか?選手の汗? 
    東京オリンピックの会場では見ないようにしたいものです!

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