恐るべき通信教育

ひょんなことから恐るべき通信教育があることがわかった。

なんと卓球の通信教育だ。

中学生の頃、空手や柔道の通信教育があったことを思い出し、もしやと思ってネット検索してみたらあったのだ。

卓球関連の情報物はすべて収集している私としては当然、手に入れなくてはならないので、さっそく資料の請求を行った。

これが実に恐るべき内容であった。

なにしろ、自宅で1日15分秘密のトレーニングをするだけで世界選手権やオリンピックに出られるらしいのだ。

資料では卓球の基本的な情報が詳しく紹介されているが、書かれていることはすべて正確無比であった。 

世界の名選手がワルドナー、ガシアンだというのだから間違いであるはずもない(ワイドナーとはなんだかプレー領域が広そうだがもちろんワルドナーの間違いだろう)。荻村伊智朗が入っていないのが不思議なほどだ。

そうした基本を踏まえながらも、オリジナルな技術も豊富らしいことが、イラストからうかがい知れる(特にグリップな)。

そして上達の秘密はどうやら最新技術を詰め込んだビデオテープにあるらしい。わずか30分に現代卓球の粋を集めているらしいが、再生機器が手に入らないのがネックだ。

入会する度胸は今のところない。

「会社を辞めて卓球関連の執筆に注力するとはこんなことを書くということか」と言われそうだが、好きなのだから仕方がない。もっと書くよーん。

恐るべき通信教育” への 6 件のコメント

  1. 卓球コラムニスト専業になられて,早速面白い記事を(^^).
    う~ん,書いてあることが約20年前にタイムスリップした内容ですね~.もっと遡って荻村伊智朗まで入れたらというのが伊藤さんのご感想ですね.いけない,解説しちゃっちゃせっかくの伊藤さんの記事が面白くなくなってしまう.ありゃ,ワ【イ】ドナーとか書いてあるぞ.

  2. これはまた凄まじいのが出てきましたね。
    大正時代や昭和初期の書物とは別の怪しさが漂っています。教材がDVDではなくビデオテープであったり資料の内容やシドニー五輪を目標とするあたりから90年代後半あたりに作られたのかと思いました。また、水村先生という方を私は存じませんが全日本チャンプを育てたというならまだ納得できますが資料に書かれている通り当時低迷していた時代の全日本級の選手を育てたと言われても
    オリンピックでメダルを獲得できる選手を育成できるとは思えません。しかしながら、こういう胡散臭いモノも嫌いではないです。金は払いたくないですが見てみたいです。よく発見されましたね。

    1. 水村先生とは富士大学(昔は富士短大)の指導者の水村治男先生のようです.富士大学は女子の卓球名門校で,ここの出身者からは3人の全日本女子シングルスチャンピオンが出ています.小野智恵子選手(1976年度),長洞久美子選手(1977年度),神田絵美子選手(1983年度)です.2014年世界卓球東京大会で女子団体が銀メダルを獲得したのは記憶に新しいところですが,その前に銀メダルを獲得したのは1983年東京大会でした.このときの決勝進出の立役者が神田選手でした.今もマスターズで活躍しておられます(現姓は大津).あとは1974年のアジア卓球選手権で枝野とみえ選手が優勝しています.

  3. こんなすごいものがあったとは!機会があれば、全日本代表の何人くらいがこれを使ったことがあるのか調査してみてください。

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