卓球ライター対決

私は長らく「日本でひとりの卓球コラムニスト」と名乗っていたのだが、最近は卓球が注目され、卓球関係のライターも多くなってきている。今年の全日本選手権のときに卓球王国編集部から「高樹ミナという卓球ライターがいる」と聞かされ、ライバル心やら興味本位やら「俺に断りもなくか」やらで、どんな人なのか一度お会いしたいと思っていた。

記事を読んでみると、卓球をしていた方ではないらしく、卓球そのものよりは、選手の情報や試合結果などに重点がおかれてあり、ちょうど私の得意分野とうまくズレているところが安心させられた。

今回、日本卓球協会の常務理事を退任された沖さんのご紹介で食事をすることとなった。

高樹さんは、抑制の効いた常識的な感じの記事からは想像もつかないようなオタクの人であり、人生も私などよりずっと冒険的で思い切った方なのであった。

私は逆に、文章からハチャメチャな人物だと思われているようで、最初から半笑いで近づいてくる人も多いのだが、実は私の場合は見せかけだけなので、それとは逆である。

高樹さんは卓球経験がないため、卓球の勉強をする過程で私の記事を読み、面白いと思ってくれたそうだ。素晴らしいオタク少女である(大人だが)。

沖さん含め、お互いに得意分野の卓球界裏話を披露し合いながら5時半から終電まで飲んだが、まるで途中でUFOにさらわれて記憶をなくしたかのような、あっという間の6時間であった。

卓球ライター対決” への 9 件のコメント

  1. 伊藤様、こんにちは。
    “私は逆に、文章からハチャメチャな人物だと思われているようで最初から半笑いで近づいてくる人も多い”
    私、この一文で大爆笑が止まりませんでした。何故ならば、もし私が伊藤様とお会いする機会があるとしたら、間違いなく半笑いどころか、自分でも気味が悪いくらいニヤニヤしながら近づいていくあろうことが想像されたからです。
    当然ながら、後半の “実は私の場合は見せかけだけなので、それとは逆である。” については、いや、そんなことがあろうはずがない、と固く信じている始末です。

    1. 私は凡庸であることが嫌で変わり者であることに憧れているので、そうあろうと日々努力してるうちに板についてきました。「変わり者でありたいと思う時点で十分に変わり者なので努力する必要はない」と昔から友人には言われてきました。

  2. ここで投書すると、ペンネームが誰かバレてしまうのだが、当日は、自宅最寄りの駅で下車するのに失敗し、上りの終電を逃してしまったため、いつも通り実家(最寄りがJR終着駅)に駆け込みました。

  3. 遅ればせながら、”抑制の効いた常識的な感じ”の記事を書く、ライター高樹ミナでございます。憧れの条太さまに「オタク」認定していただき天にも昇る心地。しかも「少女」とまで! ご対面の際、わたくしも内心、半笑いだったことを告白しつつ、感謝申し上げます〜。また一杯、参りましょう!

  4. 初めまして。
    私、25年ぶりに卓球復活して約10年という者です。
    卓球らいたー、という人がいらっしゃるなんて!?
    おもしろそー

    昔、学生時代の部活の同窓会で卓球やったら、
    「来年から卓球なんかやらないでゴルフ行こう」
    と言ったヤツがいました。いまならリンチですね(^^♪

    隔世の感があります。

    1. いるんですねえ少なくとも二人も!
      高樹さんともども、どうぞよろしくお願いします。

  5. 英国の獅子さんがそんな、
    リアルに凄い方だったなんて・・・

    知識で張り合おうとしたのが
    恥ずかしくてなりません(汗

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