アメリカ人の愛称

同僚のマイクとグレッグの本名が、それぞれマイケルとグレゴリーだと最近知った。何かの契約書を見たら書いてあったので、「誰よこれ」と聞いたら「俺だ」と言われた。電子メールのアドレスもマイクとグレッグなくせに、本名は違うのだ。聞いてみると、ほとんどのアメリカ人の「マイク」は実は「マイケル」だし「グレッグ」は「グレゴリー」なのだという(さすがにジョンはジョンだそうだ)。

マイケルがマイク、グレゴリーがグレッグならまだいい。ロバートがボブとはどういうことよ。ウイリアムはビルだそうだ。これはアメリカ人にとって(英語圏共通か?)常識なのだという。しかも誰に聞いてもその由来は知らない。

NASAが宇宙人の死体を隠しているというエリア51で働いていたとマスコミに名乗り出たロバート・ラザーという詐欺師がいる。後で何かの本を読んだらボブ・ラザーとなっていて、名前を間違えていると思った。後でロバートとボブの関係を知ったとき、「なるほど」と膝を打ったものだった。

我々日本人も見習って、利昭のあだ名をヤス、真一郎のあだ名をアッシーなどと決めてはどうだろう。覚えられなくて広まらないと思うが。

UFO話で思い出した。昨年の4月頃にガルフブリーズというところで卓球の試合に出たことがある。『ガルフブリーズ・オープン』という大会だったのだが、どうにも「ガルフブリーズ」という単語に聞き覚えがある。有名な観光地でもないし、世界選手権が開かれた都市でもないのにどうして聞き覚えがあるのかわからない。それでネットで検索したらわかった。

1987年に『ガルフブリーズ事件』といわれる有名なUFO目撃事件が起こった場所だったのだ。http://homepage3.nifty.com/hirorin/ufofakes1980.htm あんな有名な場所の近くに赴任することになるとは思っても見なかった。

行ってみたが、UFOがいそうなようすは感じられなかった。地元の卓球選手に聞いてみると、その噂を知っている人もいたのに嬉しくなった。何しろ『事件』といっても単なる狂言だったのだから。