今日は渋谷のオーチャードホールというところに伝説のブログレッシブロックバンド、キング・クリムゾンのライブを見に来た。
ところがなんと、入場券を仙台の家に忘れた来たことに今朝気づいたのだった。それで、いろいろと手を考えたのだが、結局、入場券を家からスキャンして送ってもらったものを紙に印刷し、それと運転免許証を証拠に入れてもらおうとしたのだが、なんとこれがダメの一点張りで、結局入れてもらえず、15,000円が無駄になってしまった。
「絶対にこの席は空いているはずだ」と言っても「席を見に行くスタッフがいない」と言われた。開演からすでに40分も経っていて入り口付近には客は一人もおらず、スタッフが数人いる状態なのに、見に行ける人がいないというのだ。スキャンして送ってもらった入場券には、私の住所氏名、クレジットカードの番号と有効期限、電話番号などが書いてあり、いずれも私のものであることを証明してみせたが、とにかく入場券以外はいかなる物も証拠にならないと言われた。
どうにもならないのであきらめて当日券を買う決心をしたが、なんと売り来れだった。うむむ、誰が見に来るんだクリムゾンなんか。
それで、このライブを見に来ている大学時代の友人と、ライブが終わったら飲むことになっていたので、ライブが終わるまで近くのコーヒー店でこのブログを書いているというわけだ。
それにしても、ライブがあることはわかっていてそれを楽しみにして昨日から東京に出張に来ていたのに、入場券のことだけは一度も思い出さなかったのが不思議だ。一ヶ月以上も前に買ってさんざん確認していたのでかえって安心してしまったのだ。つまり、準備が良すぎて失敗したとでも言えようか(笑)。
妻からは「度重なる物忘れによる失敗のいい薬になっただろう」というようなことを言われたが、悔しいので反省はしない。誰の迷惑にもならなかったのだから、入場券を忘れてライブを見られなくてもそんなの俺の勝手だ。くそう。
今後も大事な物を思いっきり忘れてやろうと思う。
ロックコンサートなど難聴のリスクが増えるだけだし、会場はどうせハゲオヤジばかりに決まっている(私がその証拠だ)から、そんなところに行かなくたっていいのだバカバカしい。おかげで渋谷の喫茶店で『奇天烈逆も~ション』の原稿をじっくりと書けるではないか酸っぱい葡萄。
噂によれば、クリムゾンの来日はこれで最後だという。
さらばだ、キング・クリムゾン。
たいへん御愁傷様でした
しかし、フロイトの「精神分析入門」からすると、本当はライブに行きたくないという“無意識”の意志のなせるわざということにもなりそうです。「精神分析入門」の最初のほうは、無意識の存在を主張するため、失錯行為の解析に当てられています。
ちなみに、フロイトが、なぜ、無意識の存在証明のために失錯行為を解析したかというと、フロイトの「精神分析入門」は、大学の講義録が元になってるわけですが、フロイトのリビドー説にともなう“エロ話”目当ての学生が集まり過ぎて、フロイトが気を悪くしたせいで、ちょっと笑えます。
ちなみに、フロイトは唯物論者で人間を精密機械とみなしており、偶然の失錯行為などありえないというスタンスでした。なので、失錯行為には、無意識的に必然的な理由があるわけです。
精密機械であることと偶然の失錯行為との間に矛盾はないように思えます。なんでもかんでも性欲のせいにしたり、どうもフロイトはエセ科学の臭いがプンプンします。
実際、フロイトは似非科学ですが、たぶん脳科学も似非科学なはずなんです。ただ、精密機械が偶然の失錯行為をしない、という点は順当で面白い見方な気がします。量子力学や複雑系は偶然を前提しますが、その根拠にハイゼンベルグの不確定性原理のコペンハーゲン解釈や、それこそゲーデルの不完全性定理が必要なんだと思います。アインシュタインはボーアとの議論で、ラプラスの魔を認めるようなスタンスを表明してましたね。
関係ないっすが、条太さんにハイゼンベルグの卓球に関して詳しく調べてコラム書いて欲しいなぁ、などと思ってます。←他力本願。ハイゼンベルグはカットマンな気はします。
あと、スタンリー・キューブリックやアーサー・C・クラークも、かなり卓球をやってたみたいです。
セキュリティー対策でガチガチになった2020年オリパラ卓球会場で、こんなトラブルにならないよう、気を付けなくてはいけませんね。裏マニュアルに、「チケットを家に忘れた場合、画像データ等を提示できれば入場可とする」と記載しておきます(笑)。
ぜひそうしてください。
チケット忘れか。。それは無念だね。
奥さんのコメントに笑えたよ。
係員はマニュアル通りの対応だね。
合理的に考えればチケットが本物かどうか分かるだろうに。
今思い付いたが、スキャンした入場券の他に、5000円くらいの、担当者への秘密の賄賂があれば、もしかしたら入場出来たのではなかろうか?
あと、指定席が空いてるのは明白なので、入場チェックの隙をついて会場に潜り込み自分の席に座るという手もあった。あるいはスタッフ用の通用口から潜り込む手もありそう。つまり、何としてもライブを観たいなら、もっとあの手この手を必死に考えて使ったはずなので、やはり、無意識はそれほどライブを求めてなかったのかも。
まさか条太さんが見に来て(残念ながら未遂?)いたとは思いませんでした。
まさしく、当日私は1列目でバッチリ涙腺を緩めていました。渋谷で待機している(悲し)のを知っていたら…是非お会いして、終電を忘れて自慢話に華を咲かせていたことでしょう。でも本当に御愁傷様です。かける言葉が見つかりません。
悔しい・・・入れないと分かったときはいい年をして悲しくて泣きたくなりましたよ。
写真の席番を見ると…メル、トニー、御大ロバートの後部メンバーがバッチリ見れる最高の席だったと思います。スミマセン、このコメントでダメ押し、凹まない事を祈ります(笑)
やっぱりハゲオヤジだ・・・