サンノゼの日本人街では、無料で日本語の新聞が配布されていた。
寿司特集号だったらしく、マグロの写真がデカデカと載っていた。海老や魚の頭部が形をとどめている日本料理を見て「目がこっち見てる」と怖がるアメリカ人が、このそら恐ろしいような形相のマグロを見たらどう思うだろうと考えると可笑しかった。
中には、「卵子提供者求む」なんていう記事があったりして、さすがアメリカである(わざわざ片仮名で「エッグドナー」と添えるとはどういう了見だろうか)。
それにしても、卵子が7千ドル(約55万円)とは安いのだろうか高いのだろうか。