政見放送

YouTubeを見ていると実にいろんな映像がある。
最近見つけて感動したのが、政見放送シリーズだ。金さえ出せば誰でも立候補できるものらしく、とんでもない人たちの映像が堂々とテレビ放送されたということがわかってとても面白い。

中でも最高だったのが、永遠のロックローラー、内田裕也の政見放送だ。

なにしろ政見放送なのに、いきなり英語の歌を無伴奏で歌い始めるのだ。歌が終わっても内田裕也はなんと英語で演説を始める。いったい何のために?という疑問は無意味だ。なにしろ相手は内田裕也なのだ。

もうひとり素晴らしかったのが、やはり奥崎謙三だろう。奥崎謙三は、原一男監督のドキュメンタリー映画『ゆきゆきて神軍』で有名になったカリスマだ。天皇の戦争責任を追求していろんな事件を起こしているのだが、なにしろこの人、完全にオカしくて、殺人や殺人未遂で刑務所に何度も入っている。『ゆきゆきて神軍』の撮影のときも、原監督に、元上官に罰を与えるために殺すので、その場面を撮ってくれと申し出て断られたりしている(映画にはならなかったが、実際に奥崎は元上官の家に行き、出てきた息子に発砲して重傷を負わせた)。

http://jp.youtube.com/watch?v=t3EALg22uMY&feature=related

こういう人が選挙に立候補しようというのだから、まったく恐ろしい話だ。