『ドーサン・エクストリーム・ファイト・ナイト』

先日、ドーサンに格闘技の興行が来たので、子供たちに「K-1が来るぞ」と行って見てきた。

なんとも寂しいものだった。数えてみたが、客は300人ほどだった。そのうち四分の一ぐらいの観客は選手に異常に声援をしていたので、選手の身内仲間だろう。中には腹がぶよぶよに緩んでいる選手も出てきて、三男が「どうしてあの人のお腹、お父さんみたいにボヨンヨボンなの?」と聞く始末だ。我々は二階席にいたのだが、後には誰もないかった。

そもそもルールからして試合ごとにバラバラだった。グローブの大きさも試合ごとに違うし、キックボクシングあり、組んで顔を殴っていいのもあったりする。なんだか町内会の夏祭りの余興のような感じだった。

大人ひとり35ドルだったから、300人で120万円ほどだ。これをスタッフ30人で分けたら、ひとりたったの4万円だ。危険をおかして顔中血だらけにして殴り合ってこれではあまりにも悲しい。「ドーサン・エクストリーム・ファイト・ナイト?」というチケットが侘しい(二度目なのか・・)。

子供たちに何か習いごとでもさせようと思っていて、格闘技を見せれば空手でもやる気出さないかと思って連れていったのだが、誰もやる気は出さなかった。