映画通にだけ分かるBBCのコメディを見つけた。
ヒッチコックの恐怖映画『鳥』のパロディだ。よりによって”Working Class”とはさすがイギリス人、底意地の悪いジョークで、見事だ。
映画通にだけ分かるBBCのコメディを見つけた。
ヒッチコックの恐怖映画『鳥』のパロディだ。よりによって”Working Class”とはさすがイギリス人、底意地の悪いジョークで、見事だ。
他誌のことを書くのもどうかと思うが、卓球王国は太っ腹なのでまあいいだろう。
ニッタクニュース4月号が届いたが、水谷選手のインタビュー記事が面白かった。インタビューそのものではなくて、記者の言葉づかいが挑戦的でおかしかったのだ。
最初の方こそ
-5年間を振り返ると、いかがですか。
などと丁寧だが、
-当初はどういう練習を。
-最初の頃の成績は。
というあたりから、語尾がぶきらぼうで雲行きが怪しくなってくる。ドイツ留学時代に話がおよぶと、
-所属は。
-監督は。
-練習内容は。
-会話は。
と矢継ぎ早に詰問口調の質問が続く。傑作なのは次のやりとりだ。
-どうやって時間をすごしていたのですか。
水谷 普段は本を読んでいました。
-どんな。
ここに至ってついに私は声を上げて笑ってしまった。水谷、よく怒らなかったものだ。語尾がクエスチョンマークではなくて読点になっているところにも、低いトーンのぶっきらぼうな感じが表現されていて(意図してないだろうけど)秀逸である。
-当時は日本とドイツの滞在比率はどれくらい。
水谷 ドイツが6ヵ月、あと、遠征が3ヵ月、日本が3ヵ月ぐいらだったと思います。
-疲れました。
いや、疲れたのは記者じゃなくて水谷なんだが(笑)。
その後、昨年の広州での世界選手権の話になり、水谷が、3位ではなく優勝しないとダメだという思いを語る。
水谷 (前略)卓球の人はもちろんですが、普通の人がお祝いしてくれるようにならないと・・・。
-お祝いをしてほしかったということですか。
・・・ケンカを売っているのだろうかこの記者は。
以上、実際のインタビューどおりの表現ではないと知りつつ、面白いのでツッコミをさせていただきました。インタビューは次号に続くらしいので、ぜひとも次号もこのトーンを崩さずに掲載してもらいたい。
今月発売の卓球王国に「弱さをウリにしている王国編集部」と書いたら、友さんから「そんなのウリにしてませんから!」とメールが来た。「先日もあるチームと練習試合をして叩きのめしてきた」そうだが、そのチームが年配の人だけだったのはどういうことだろうか。
まあ、卓球雑誌を作るのに実技は必ずしも必要じゃないのでいいのではないだろうか。バードウォッチングの本を書くのに鳥にならずともいいわけだし。
いよいよ世界卓球選手権横浜大会まで約1ヶ月となった。昨年の広州大会に引き続き、今回も現地からブログで実況をする予定だ。昨年の実況は『条太の広州ぶるるん日記http://www.world-tt.com/cgi-bin/rep0802i/rep0802i.cgi』というわけのわからないタイトルにして後悔したので、今年はもっとわかりやすいものにしたい。この広州日記、アクセスを見ると、通常は1日に4,5件だが、ときどきいっき読みする奇特な人がいるらしく、いまだに1日平均10~20件を維持している。嬉しいことだ。
などと考えていたら、今朝、今野編集長から今回の速報ブログのタイトルの連絡がきた。『ブルーライト横浜速報―伊藤条太の机上の空論web express』だそうだ。「ブルーライトヨコハマ」とはあまりにも古いが、編集長の青春は大切にしなくてはならない(1968年のヒット曲だ)。『広州ぶるるん日記』よりはわずかにわかりやすいのでよしとする。
横浜での開催とあって、中華街やラーメン博物館が今から楽しみだが、それよりも楽しみなのは夜ごと繰り広げられる「高島スクール」だ。熱海の樋口先生や世界選手権の舞台裏など、どこからが誇張なのかわからないスリリングな話を想像すると、今から緊張してくる。
試合の速報と合わせてブログで報告したいと思う。
Youtubeでおもしろい映像を見つけた。
http://www.youtube.com/watch?v=GT86iWiH2mI
「沈む」という意味の英語「sink」を知っていると、とてもおかしい。出てくるのは、ドイツ人の新人らしい管制官の若い青年だ。
英語の点でいえば、私の会社は日本の会社なので、アメリカ人はみんな日本人の英語に慣れていて、カタカナ英語で発音をしてもわかってくれるし、発音が違うといって訂正することなどない。
ところが、社外の人とつきあっている奥さん方は、アメリカ人の容赦ない英語の壁に直面しているようだ。妻などは、raw fish(生の魚)と何度言ってもlaw fish(法律の魚)としか聞こえないと言われるそうだ。寿司の話をしてるんだからわかってもよさそうなものだが。また、I would like toと言うときのwouldがwood(木材、森)に、clear soup(透明なスープ)がKorea soup(韓国スープ)に、rate of birth(出生率)がrate of bath(風呂率?)にしか聞こえないと言われるそうで、いちいち眉間にしわをよせて怪訝な顔をされるという。
先日書いた、大学の後輩の石川だが、彼の研究室では物体が壊れるときの現象を扱っていて、「破壊学会」という学会に属していた。れっきとした工学の国際学会なのだ。その中でも彼の研究室が属していたのは極東(Far East)支部なので、その名前たるや『極東破壊学会』というのだから穏やかではない。
石川はあるとき、その事務局になり、会計のために銀行に入出金をしに行ったのだが、窓口で受付嬢から「極東破壊学会さま、極東破壊学会さま」と呼ばれて他の客の視線を集めてしまったという。いったい、どんな危険思想の奴が来ているのかと思われたことだろう。
そもそも、そんな危険な奴らがおずおずと銀行などに「貯金」をしているというのが可笑しいし(危険団体らしく強盗とかヤクの売買をするのが本筋だろう)、正体がバレるような名前を名乗るはずもないのだが、客が驚くのはやはり当然だろう。
先日みつけた、女性用のメガネと髪型のシミュレーションサイトhttp://www.kainoa.co.jp/hssweb/に、男性用としても通用しそうな髪型がひとつだけあった。それで、試してみるとなかなかよい。別人のようだ。
妻に見せると「歳とってるのにがんばってロックやってる人みたい」と言われた。それはみっともない。「やっぱりいつもの方がいいかな」とちょっと嬉しくなって言うと「いや、それよりは100倍マシ」とのこと。
ひゃ、100分の1かよ。どんだけ評価が低いんだ一体。
吉田戦車が高校のときに校舎の壁に落書きをして校長が激怒した話の続き。
この話を先日このブログに書いたところ(2/28)、当時、吉田戦車と同じクラスで卓球部だった弘明という男からメールが来た。彼もこの事件のことはよく覚えていた。というのも、私が部活で「誰が書いた!」「私は悲しいっ!」という校長のセリフをモノマネしたのみならず、同じく卓球部で彼と同じクラスだったマサヒコも、そのモノマネを教室で連発していたのだという。それがあまりにしつこくて「ウザくて」よく覚えているのだという。
ということは、マサヒコ、落書きをした本人、つまり吉田戦車の前で校長のモノマネを連発していたことになるわけで、なかなか酷なことをしたものである。