マジックサービスの洗礼

今日は、隣県の奥州市で、マジックサービスの使い手である村瀬勇吉氏の講習会に行ってきた。一人だと心細いので、腹心の田村と小室を連れての参戦である。

マジックサービスの使い手である村瀬氏の講習会らしく、受講者たちが卓球台の周りに密度高く集まってしばし村瀬氏のサービスの秘密を聞いたのであった。

途中、田村と小室は観客を装って自然に村瀬氏の背後に回り記念写真を撮影することに成功した。あつかましい奴らである。

その後、隙を見て村瀬さんのサービスを受けさせてもらったが、1球目は軽くオーバーミス、2球目はうまくツッツキが入り、3球目を台に落とし、4球目は「ネットに届かないオーバー」という有り得ないミスをした。どうやらブツ切りの上回転をツッツいたようである。

なんというか・・・この件はこれ以上話したくない気分だ。とにかく恐ろしい経験をした。

ブラック・ストア

仙台市内で興味深い店を見つけた。何の店かはわからないが、とにかくBLACK STOREとだけ書いてある。まさか違法だとかではないと思うが、あるとすれば黒い物だけ集めて売っているとかだと面白いなと思った。

炭、墨汁、黒マジック、黒ペン、喪服、黒い筐体の電化製品などだ。食事も出していてメニューは当たり前のようにイカスミスパゲッティのみ。デザートはゴマ餡とチョコレート、ブラックコーヒーだ。店員はもちろん黒人でしかも腹黒く、経営状態は黒字。店内にはブラック・ミュージックがかかってる。

たぶん違うと思うが。

花火くん

花火くんの続報。彼はここ何年かの大曲の花火の映像はすべてビデオで持っているそうだ。それどころか、自分の花火を上げたこともあるという。自分でと言っても、自分で火薬を詰めて打ち上げたら捕まってしまう(銃刀法違反なのか、危険物取扱違反なのか知らないが)。彼が上げたのは、業者に花火の構造を細かく注文をしてオリジナル花火を作り、大曲の大会で氏名の紹介とともに打ち上げてもらったというものだ。

花火にここまで入れ込んだきっかけは、何年か前に、ひとりで大曲に花火を見に行ったことだという。ひとりで秋田まで花火を見に行く時点で普通の人より入れ込んでいると思うのだが。

もうすぐドルトムント!

このブログが卓球関係のブログであることをすっかり忘れている人も多いと思うが、もう手加減はしない。3/25からドイツのドルトムントで世界選手権が始まるのだ!

昨年のロッテルダムには地震のため行けなかったが、今年は行けることになった。
試合形式は見ごたえのある団体戦だし日本選手の実力も充実しているし、なによりドルトムントは1989年に男子団体でスウェーデンが中国の5連覇を阻み、ヨーロッパ全盛時代の幕開けとなった土地で、熱狂的な観衆で知られる土地なのだ。

今年は今までになく、編集者たちと初日から現地入りをして最終日まで現地レポートをする。レポート形式はこれまでと同じようにブログ形式だ。くわえて雑誌用の妄想観戦記も書く。何が悲しくて現地で試合を見ながら妄想観戦記を書くのかわからんが。

ブログのタイトルをあれこれ考えていて息子たちに意見を聞くと「名前に凝るのは恥ずかしいしどうでもいいことだから中身で勝負した方がいい」とのことだ。ずいぶんと一人前のことを言うようになったものだ。
対して妻は「いいや、名前は大事。名前で興味をもってもらえなかったらダメ」とのことだ。

それで妻が出した案が

・ドルトムントむんむんレポート
・ドルトムントむんむんトピック
・ドルトムントむんむん日記

これかよ・・・・。

被害自慢(ワックスの巻)

人は「こんなひどい目にあったことがある」とか「寝てない」とかを自慢したくなるものだ。

私の場合、その一つが「床にひくワックスで手を洗ったことがある」というものだ。
会社のトイレの手洗いの石鹸水が入っているべきところに、掃除のおばさんが間違ってワックスを入れていたのだ。そのワックスは微妙に明るかったが石鹸水と同じく緑色だったのだ。そうとも知らずに手を洗った私の手はベトベトのギトギトになり、慌ててみんなに報告に行ったところ「有り得ないよ」と否定されたことが今でも悔しい。

今もそのトイレで手を洗うとき、ときどき思い出す。

花火うんちく

花火鑑賞士の資格をもっている同僚に、いろいろと聞いて見た。

鑑賞士の資格をとるためには(ところで本当に資格なのかこれ)、花火の形や音の知識だけではなくて、構造や歴史の知識までが問われるという。

私は花火には興味がないが、こういう深い話は大好きである。それで、自分も卓球のマニアなので、聞かれて嬉しい質問も良く分かる。さっそく「花火の歴史上、もっとも革命的だった出来事は何だったの?」と聞いてやった。

思ったとおり彼は嬉しそうに「塩素酸カリウムを使うようになって燃焼温度が上がり、色を出せるようになったことです」と即答した。明治初期にこの革命が起こる以前は、炭素の出すオレンジ色の花火しかなく、したがって江戸時代の花火はオレンジ色一緒だったそうだ。だから時代劇でそれ以外の色の花火が上がっていたらウソなのだという。さすが花火鑑賞士だけあって一般人がどうでもよいと思っていることに厳しい。

「じゃ、仙台の花火業者はなんていうの?」と聞くと「芳賀火工です」と当然のように答えた。何かの世界的イベントでも使われたと、まるで自分のことのように得意気だ。そのわりにクライマックスに仙台で花火を沢山打ち上げた映画『ゴールデン・スランバー』は知らないと言う。ダメだなあ(あとで調べたらその業者こそまさに芳賀火工だった)。

また、彼によれば花火のレベルは日本が世界一で、均一に広がる技術などとうてい他国の及ぶところではないという。最近では、絵柄モノが広がるときの絶対角度までコントロールする技術が出ているそうで「これからの花火からは本当に目が離せない」そうである。ほんとかよ。

まるで卓球の話をするときの私のようである。

釈明

「ちまき食べたべ?」の友人から釈明があった。

兄が弟に「ちまき食べたべ?どら、なんぼ大っきぐなったが測ってやっからな」と言っている様子の歌だと思っていたという。

そんなこと以前に、歴史上、東北弁の歌があったかどうか考えてほしいものだ。関西弁と違って東北弁は、本人たちにそれを使う誇りはなく、むしろ劣等感を持っているので、わざわざそれを歌に使うことはないのだ。だから、この「ちまき食べたべ?」という歌を東北弁を使わない人たちが誤解したのならわかるが、当の東北人である友人が誤解したことが私には驚きである。

あっか?東北弁使った歌。

「ちーまーきー食べたーべー兄さんがー♪」

正月の有名が歌があるが、この「食べ食べ」の部分を、「食べただろ?」を意味する東北弁「食べたべ?」だと思っていた友人がいる。

こんな唱歌に唐突に東北弁が出てくると思うところが、この友人の常識の限界を表している。しかも意味も通らない。仮にこの歌詞が「お前、ちまき食べだべ?」だとして、そのあと、この歌はどう展開するというのだろうか。
可能性があるとすれば、自分の分を兄に食われた弟がそれを詰問・断罪することだろう。

「ちまき食べたべ? 兄さんが 測ってくれた 背のたけ」

どこにあるよそんな唱歌。

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