せっかく自慢の焦がし砂糖も「微糖」じゃ少ししか入ってないってことですよね・・・
なんかヤケクソっぽいです
「輸送方法が贅沢」
生豆換算
こちらは種類ではなくて豆の量が1.5倍だそうな。
しかもなぜか「生豆換算」。コーヒーを買うときは誰でも焙煎した豆を重量で買うのに、なぜかわざわざ生豆での重さだ。いっそのこと「豆が生えていた木換算」とか「育てるのに使った水や肥料換算」したらどうだろうか(笑)。
と、揶揄しようと思って念のためにネットで調べてみると、実はこれは一飲料メーカーの仕業ではなくて、「コーヒー」として発売するための基準が食品衛生法でこのように決められているのだった。その製品を100g作るのに使われるコーヒー豆が生豆換算で5g以上なら「コーヒー」で、2.5g以上5g未満だと「コーヒー飲料」、2.5g未満なら「コーヒー入り清涼飲料」と表示しなくてはならないのだ。
そう思って宣伝を見ると、たしかにそう書かれている。この缶コーヒーの1.5倍というのは「コーヒー」と謳うための最低基準である5gに対して1.5倍なのだ。だから、これまでの製品に対してこれが多いのか同じなのか少ないのかはまったく分からない。うっかりこの宣伝を見ると、「おっ、これまでよりも多くコーヒー豆を使ってるな」なんて思ったら大間違いだ。いつもは基準値に対して2倍使っていて、今回は減らしたのかもしれないのだ。
「贅沢を極めた」缶コーヒー
世界ろう者卓球選手権
近々日本で世界ろう者卓球選手権が開催されるが、それに出場する上田選手の特集番組を見た。
アンテナの調子が悪く、画面が乱れてわけがわからなかったが、幸い字幕が出ていたのでなんとか意味がわかった。
西村監督はあいかわらず卓球のボールの初速が時速200kmとか言っている。自分で測定したわけはないからどこかで聞いた話なのだろう。ビデオでコマ送りしてみれば卓球のボールはその半分以下の速度であることがすぐにわかる。まったく、どこの誰がこんなデタラメを流布したのだろうか。
「ペンホルダーにこだわる」ってのも違和感がある。本人にしてみれば、今さら選択の余地がないわけだから「こだわる」も何もないような気がするんだが。もう少しこう、卓球をしている人が見ても違和感のないような番組にできないもんだろうか。
エアロビピンポン
英国で女性の心をつかもうと「エアロビ・ピンポン」を立ち上げたそうだ。
http://aerobictabletennis.com/
えーっと・・・何か取り返しのつかないことが始まっているような・・・。
「小野誠治」という名前
定期購読をしている『卓球人』という季刊誌が届いた。
その中で、神奈川県の生田高校の先生である田辺武夫さんという方がとても感動的な文章を紹介してくれている。
拉致被害者の蓮池薫氏が新調社の『波』に自伝を連載しているのだが、そこに、なんと79年ピョンヤン大会の話が出てくるのだ。蓮池氏はおそらく史上初のテレビ生中継の卓球の試合を見るよう指示されたという。パク・ヨンスンの三連覇を見よ、ということだったらしい。
以下は蓮池氏の文章だ。
小野の優勝が決まったとき、平壌体育館は凍りつき、わたしはテレビの前でひとり歓声をあげた。うれしく、得体の知れない力が込み上げた。小野誠治という名は、今もわたしの胸に一生忘れられないアスリートとして刻まれている。
<1月号第21回>
これを読んで私はあわや落涙しそうになった。拉致されたという筆舌に尽くしがたい苦難と、そこで見た祖国の人の活躍、そしてそれがなんと小野誠治。すばらしいではないか。
素晴らしい記事を紹介してくれた田辺氏に感謝したい。