クリスマス

クリスマスが終わったが、まだあちこちの家で飾りを続けている。せっかく用意したのだからしばらく飾っているのだろう。

飾りを見ていると、しきりにキリスト誕生の様子を再現したものが多いことに気づいたが、なにしろクリスマスとはイエスさまの誕生祝いなのだから、当然であった。サンタクロースとかトナカイの飾りも多いが、意味を考えれば、キリスト降誕が本筋だろう。私にとっても、ディズニーランドのように楽しげなものよりは、やはりキリスト降誕の飾りの方が深さが感じられてつい、見入ってしまう。

それにしても、普通の家の庭先にこのようなものが置いてあるのを見るのは、興味深いとともにミスマッチな感じがして面白い。だいたいは実寸ではなくて小さめに作ってあるので、七福神の置物のようにも見える。

真摯な信仰心というものは心打たれるものがあるのだが、それがオウム真理教とどこが違うのかとか、科学的良心との折り合いを考えると、複雑な感情が沸いてしまう。