家族の帰国

先週末に妻と子供たちが帰国した。前日にアトランタで一泊し、翌朝空港で見送りをし、その寂しさを紛らわすためというかこれ幸いにというか、私はそのまま別の飛行機に乗ってロサンゼルスに遊びに行く計画だった。ところが私の勘違いで、なんと私のフライトの方が早いことが前夜に発覚した。またやってしまった。

翌朝、当初の予定とは逆に、これから帰国をする妻と子供たちに見送られて少し気まずい思いでホテルを後にしたのだった。

妻はすっかりドーサン生活が気に入り、日本に帰るのを残念がっていたが、子供たちは全員大喜びだった。そもそも英語に憧れなどない年代だし、ただわけが分からないだけだったのだから仕方がない。長男が言うには「アメリカに来るときはとても嫌だったが、実際に来てみたらもっと嫌だった」というからかなり苦労をさせた。実際、最初の年は精神的なものから物を食べられなくなり、ひどいときは水も飲めなくてガリガリになり、顔色も表情も無くなってかなり大変だったのだ。

今のところはマイナスばかりのアメリカ生活だが、ちょっとは英語がわかるようになったのだから、そのうちいいこともあるだろう。将来、よかったと思ってくれればいいのだが、今のところは「刑務所に入れられていたようなもんだ」と言っている。