超能力捜査官

やっと地上波デジタル放送が見られるようになった。
昨日、9時からの番組で、ナンシーなんとかというインチキ超能力者の番組をやっていた。1982年にある事件の遺体の位置をズバリ当てたそうだが、それから現在までの約30年は何をやっていたのだろう。

いったいどういう人かと思って「ナンシー」で検索したら、以前「テレビのチカラ」に出ていた別のナンシーとジョージ・マクモニーグルについての面白いサイトが見つかった。

「FBI超能力捜査官はアホだ」
http://www.sakusha.net/moromoro/makumoniguru2.htm

明らかにフィクションのドラマに「実在の団体とは関係ありません」などと言わずもがなのことを書くくせに、こんなインチキ番組を何のことわりもなくドキュメンタリー風に放送するとはどういうことだろう。視聴者をだまして視聴率を取ろうという悪意ある意図は明白である。こういう番組のせいでオカルトを信じる人が多くなり、ひいては霊感商法にひっかかったり、間違った信念を持つに至る人がどれだけいることか。

それにしても、身内が殺された人の、藁にもすがる気持ちをいいことにヤラセ番組を作るのが遺族に対する愚弄でなくてなんだろうか。これこそ明白な犯罪行為であろう。こんな蛮行を許しておいて良いのだろうか。いい加減、こういう番組は厳しく取り締まって禁止にしてもらいたいものだ。