明けましておめでとうございます

遅くなりましたが、みなさん、明けましておめでとうございます。

以前から不満に感じているのが、正月のテレビ番組が面白くないことだ。年末はそれなりに面白いのだが、正月となるとなんだか面白くないと感じることが多い。

正月でもまったく普段と同じ番組をやればいいのになあ、と小さい頃から思っていたものだ。これは正月以外でも同じで、普段と違うことをされるのが嫌なのだ。たとえばドラえもんなどのアニメーションが、2時間のスペシャル版になるとやけに壮大になって恐竜の国を旅したりするのがとても嫌だった。普段の30分ものを4本やった方がずっといいのにと思ったものだ。普段のペースを守りたくなってしまうのだ。

そもそも私は昔から、急にことあらたまって普段と別のことをするのが嫌だった。その点では保守的なのかもしれない。たとえば、小学校の修学旅行のとき、修学旅行だからといっていかにも旅行らしくリュックサックを使うのが嫌で、わざと一人だけランドセルで行き、荷物が入らず苦労した。高校に入学したときは、いかにも高校生らしくするのが嫌で、わざと中学校で使っていた中学校名入りのナップザックを背負って通ったことがあるくらいだ。当然、いかにも大人になったようにタバコを吸ったり酒を飲んだりといったことも嫌だった。

話がかなりそれたが、とにかく正月だからといってテレビでまで着物を着てゆったり話をしていたりしていないで、いつものやつをやってくれよ、と思うのだった。まさか、正月らしい番組にすることが民放連で決められているわけでもあるまい。

といっているわりには、今書いている卓球王国今月号の原稿は、正月らしく新春対談である。これはネタづくりがしやすいからだが、してみると、テレビ局もネタがなくて正月には正月版にするのかもしれない。そういうことなら仕方がない。