喜んでー

気を利かせすぎといえば、最近、居酒屋などで注文をすると「はい、喜んでー」と叫ばれることがあって非常に不愉快である。

店に客が来て注文をしたら経営者なら嬉しいのは当たり前だ。しかし雇われている店員はそうではない。同じ時給なら客が少なくてヒマな方がいいに決まっている。経営者だかマネージャーだかが店員たちに口々にそう叫ばせることによって(当然やらされているにきまっている)、「本当は喜んでいない」という事実をかえって明白にしてしまうのだ。なぜそう感じるのかといえば、この挨拶が「ありがとうございました」「またお越しください」など普通の形式的な挨拶を超えた過度な表現になっているからだ。なんでもやりすぎれば逆効果になる。

「ハイ、喜んでー」と言われるたびに「そんなに仕事、嫌なのかよ」と思ってしまう。第一、うるさい。

この話を職場の昼礼で話したら、誰の賛同も得られなかった。

まあ、そんなもんだ。