中一の三男が、学校で山形の山寺というところに行って俳句を書かされてきた。
なかなか面白い。
携帯電話のニュースの欄に、ときどき宣伝が入るのだが、その中でひときわ目を引くのが「前世占い」である。「占い」というだけでもバカバカしいのに、これに「前世」が加わるのだからバカバカしいの2乗である。
まずその人の前世を判断し、だからあなたは将来こうなる、という占いかと思ったが、ネットで調べてみるとどうも違うようだ。その人の前世がどうだったかを占うものらしいのだ。まあ、どっちみち前世なんてないのだから、当たることも外れることもない言わば、寝言のようなものだ。
こんなことを信じるために乗り越えなくてはならない障壁の高さたるや想像もつかない。
出張の帰りは、ロサンゼルス空港から羽田行きに乗った。
せっかくロサンゼルスに行くのだから、昨年、ユニバーサルスタジオ見学のときにお世話になった足立さんとお会いしたいと思ったのだが、なにしろロサンゼルス空港に着くのが夜の9時で、フライトは夜中の1時なのだ。
時間があまりない上に夜も遅いので、一応挨拶だけしようとメールをしてみたら、わざわざ会いに来てくれた。空港の近くのデニーズで、昨年の思い出やら卓球のことについて話した。1時間があっという間に過ぎた。
外国に友人がいるというのも良いものである。これもアメリカに赴任したおかげであり、このブログをやっていたおかげだ(ブログを読んでメールをいただいたのが最初である)。
いつの頃からか耳毛のことが気になってしかたがない。
年配のおじいさんの耳から長~い毛が出ているのを見てからだと思う。
以来、自分でもよく触っては抜いているし、もちろん他人のも気になる。
ところが、出張中に飛行機に載ったとき、隣の席に座った男性の耳毛が、恐ろしく長かったのだ。彼が窓の外を見るために真横を見ると、なんと耳から5cmぐらいの長さの毛が1本、真っ直ぐ水平に伸びていて、それが外の景色をバックにはっきりと見えるのだ。
髪の毛の見間違いかとも思ったが、それはない。なにしろこの男、完っ全にツルッパゲだったのだ。それにしても、あの長い耳毛が、いかなる原理で水平に真っ直ぐの形を保っていたのだろうか。どうやって寝ているのだろうか。あれほど長い耳毛が常時左右に伸びているとすると、狭いところを通るときに間隔を測定することができるのではないかと思ったほどだ(猫か)。
私は狂喜して、なんとかその写真を撮ろうと、いかにも外の景色を撮るふりをしてカメラを窓に向けるのだが、困ったことに親切にもその男、よけてくれるのだ(トホホ・・)。「撮りたいのはあなたなんですが」と思いながら「大丈夫、大丈夫」なんて言うのがとても苦しかった。それでも何とかスキを狙って撮ったのが下の写真だが、残念ながら顔の角度が甘く、耳毛は見える角度になっていない。もっとも、解像度の関係で毛はどっちみち写らなかったかも知れない。
あの衝撃を記録に残せなかったのが重ね重ね残念である。
3日目はサンノゼという町で昼食をとったのだが、いやに日本食レストランが多いと思ったら、そこはJapan Townという日本人街だった。
雑貨屋に入ると、いろいろと不思議なものが売っていた。中でも目を引いたのは、低カロリーのリポビタンDだ。こういうのは普通、エネルギーをチャージする目的だからカロリーも高いはずだ。実際、この製品にも「エネルギー・ブースト」と書いてある。にもかかわらず低カロリーなのだ。低カロリー商品でカロリーを補給しようというのだからシュールな話である。食品においては、エネルギーとカロリーが同じものであることは知らないらしい。
これではまるで、粘着物質入りのアンチラバーのようなものではないか(しかもメチャクチャ種類があるし)。
とにかく低カロリーが流行しているから何でもいいのだろう。カットマン用のカーボンラケットやテンションラバーがあるくらいだからな。
何やら珍しいゲームが発売されていたようだ。
http://www.youtube.com/watch?v=hxdsXdMuu4E
面白いのかって?
面白かろうが面白くなかろうが、卓球なら何でもいいのだよ俺は。
シチズンの連中と会食をした翌日から、3泊4日でアメリカに出張に行ってきた。昨年の9月以来のアメリカで、まだ一年も経っていないのに懐かしさを覚えた。
前の赴任地であるドーサンの工場が閉鎖になって帰ってきて、工場はすでに取り壊されてしまっているので、そこに行くことは二度とないだろうと思うと、なんだかアメリカ自体が余計に懐かしく感じてしまう。
行って来たのは、サンフランシスコやロサンゼルスの近くの町で、2ヶ所を回った。仕事の合間に、現地人に案内されてスタンフォード大学を見物に行った。スタンフォード大学は大きな公園のようになっていて、ある程度までは一般の観光客も入れるようになっているのだ。
その中で私の目を引いたものがあった。何人かの「賢人」だか何だかの銅像が立っているのだが、その中のひとりが、どう見てもバックハンドを振っているではないか。それもペンホルダーだ。ここまで来てなおバックハンドに出くわすとは思わなかった。