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激辛ソース

ドーサンの牡蠣料理店ハンツで出されるInsanity(狂気)という名の激辛ソースがここでも売っていたが、その隣にはなんとDeath(死)というソースが売っていた。名前からすれば当然、こちらの方が辛いのだろう。なにしろ発狂どころか死ぬってんだから。

人が死ぬようなソースをなぜ製造・販売しているのだろうか。

ワニ

ブードゥー教と関係あるかどうか分からないが、やたらとワニの剥製も置いてある。
ある店なんか、ワニの剥製が立って「やあ」と手をあげていて、その横の樽には小さなワニの頭部の剥製がゴロゴロ入っていた。ううむ、好きな人がいるんだろうなこれが。

アリゲーターペンシルなんてのも売っていたが、なにしろワニのおもちゃに普通の鉛筆をぶち込んでいるだけで、あまりアリゲーター味がない。

ブードゥー教

ニューオリンズにはあちこちにブードゥー教にちなんだ店やアクセサリーが売っていた。やたらと骸骨やら動物の死骸やらのデザインのものが多いのだ。てっきり流行なんだろうと思っていたら、実はこのあたりはブードゥー教の信者が多く、洒落ではなくて本気で信仰しているということが後から分かった。洒落にしては多すぎると思った。

ブードゥー教ファンにとっては基本中の基本なのだろうな。

朝のニューオリンズ

前日は夜中の3時、4時まで通りが大騒ぎでときどき目を覚ますほどうるさかったが、翌朝はいかにも祭の後という感じでさびしく、夏の新宿あたりの朝と似たようなゴミの臭いがした。

朝っぱらから大道芸人風の男がいたのだが、この写真の姿勢のまままったく動かないのだ。たぶんこれがパフォーマスなんだろうと思ったが、30分後に同じところを通ったときには普通にギターのチューニングを始めていた。「寝てたんじゃないの」と妻。
あんな格好でか?金も出さないのにまさか聞くわけにもいかない。真相は不明だ。

出店の様子

出店もいろいろな工夫がしてあって楽しい。
バーのカウンターを絵に書いてみたり、わざと店に藁を敷き詰めたりだ。

往来の様子

往来はこんな感じで、2月に来たときとは比較にならない賑やかさだ。
夜になるとますます人通りは増え、ロックバーではビートルズのカム・トゥゲザーを大音量でやっていた。

ジャズの銅像

ニューオリンズは音楽の町だ。往来のあちこちからジャズやロックが聞こえ人々が賑っている。なかでもジャズが盛んだ。

ある店の正面にジャズのミュージシャンと思われる人たちの銅像が立ててあったのだが、その中にひとつだけ場にそぐわないものがあった。ただのダンサーに見えるのだが、これは有名な人なのだろうか。銅像を立てるほどの人なのだろうが、どうにもそうは見えない。まあ、マイクを持っているからもしかすると有名な歌手なのかもしれない。

大道芸人

大道芸人といっていいかどうかわからないが、とにかく長時間動かないという芸を披露してお金をもらっているひとたちが往来に何人かいた。3人見たうち、もっとも見事だったのが写真の男だ。なにしろ銀色に塗っているので、どうしても人形に見えてしまう。しかも30度以上のとんでもない蒸し暑さの中、この服装は地獄だろうと思う(服の中に冷媒を流してたりして)。

その一方で、店先に人形がおいてあったりして中々紛らわしいのだ。

またニューオリンズ

今年いっぱいで日本に帰ることになった。息子たちが中3で高校受験なので、家族は来月帰国することになった。そのため、最後の遊びおさめとしてあちこち出歩いていて、今日はニューオリンズに来ている。ニューオリンズは4ヶ月前にも来たが、とてもよかったのでまた来た次第だ。

前回は町外れのどうでもいいホテルに泊まって残念な思いをしたが、今度は観光地のど真ん中のホテルにした。街中なので駐車場が狭く、ホテルの人が鍵を預かってぎちぎちに車を詰め込んでいたんだが、ちょうど我々の部屋の窓から見えているとも知らず、うちの車(ゴールドのバン)を後の車にぶつけて、その車もさらに後の車にぶつかっていた。見ていると隣の列の車も同じようにぶつけているので、どうやらわざとやっているようだ。さすがプロフェッショナルというか、なんとデタラメなホテルだろうか。

車を大事にしている人なら怒りそうだが、私はそうでもないので何も言わない。