「アウト・オブ・コントロール」ダイジェスト映像登場!

ついに「アウト・オブ・コントロール」のダイジェスト映像がアップされたので、トップページの広告で見てほしい。

いやはや、とんでもなくかっこいい。字幕を入れるために数週間というものほとんど毎日映像を見たのに、あきれたことに今でも一日に一回は部分的にとはいえ見ないではいられない。そして見れば見るほど惹きつけられる。申し訳ないが(誰に申し訳ないのかわからないが)、おそらく今後これ以上の卓球の映像作品は現れないだろう。この作品に込められたアイディア、労力、そして制作者の才能、こういったものはもう二度と期待はできないからだ。

いやはやとんでもない。ところでこのダイジェスト映像は私の編集によるものだが、「いいところ」で終わっているのはわざとである。ダイジェストなのでボルの部分しか映っていないが、実際にはヒールシャーと半々のドキュメンタリーだし、ゴルフをしている場面やらテレビ出演の場面やらボルが床屋にいって将来の奥さんと偶然会うところなど、全編みどころだらけである。92分の作品なので、ちょっと長いから60分に縮めて発売してもらおうとも思ったが、カットできる場面がなかったのだ。

くわえてこの作品は、ドイツのテレビ賞でベストドキュメンタリー賞を受賞している。卓球ファンだけではなく一般視聴者や評論家をも魅了した作品なのだ。当然、内容もそのように作られている。

これは見るしかないだろう。みなさん、買ってちょうだい。

書道と料理の共通点

昨日だったか、テレビを見ていたらあるタレントが「書道が上手になったら料理も上手になった」というようなことを言っていた。どういう関係があるのかと聞き手が驚くとそのタレントは「書道はバランスが大切で、料理でも栄養とか見た目とか味のバランスが大切だから共通するものがあるんです」と言った。そして聞き手たちは「なるほど」と感心し、例の「ウワーッ」というニセモノの歓声の効果音が流れた。

なんとも面白いことを言うものだ。一体全体、世の中にバランスが大切ではないものがどこにあるというのだろうか。それこそ大学受験から立小便まで、バランスと無縁のものなどこの世にはないのだから、このタレントの説明は何の説明にもなっていないのだ。

こういう「AだからBだ」というようなもっともらしい理屈の中にはデタラメなものが多いので気をつけなければならない。簡単な判別方法としては「Aだから」という部分を別のものにしたらBにならないかかどうかを考えてみるとわかる場合がある。

たとえば私が実際に聞いたものでは「ヒゲは一日のうちで午前中に一番よく伸びるので、朝剃るのが効率がよい」というのがあった。ほう。それではもし午後、あるいは夜中に一番伸びるとしたら夕方とか寝る前に剃った方がよいという結論になるだろうか。ならない。いつ伸びようとも、ヒゲは朝に剃るべきなのだ。他人に会う日中の時間帯の身だしなみを整えておくためには朝に剃るしか選択肢はないのであり、ヒゲがいつ伸びるかとは何の関係もないのだ。もし時間帯に関係なく一日のうちのヒゲが短い時間を長くしたいなら、一番伸びた後に剃るのが良いわけだから、午前中に一番伸びるのならその後、つまり正午か午後に剃るのがよいはずなのだ。だから先の理屈は、不要な上にしかもそもそも間違っているわけである。因果関係のないことをそれらしく結び付けたデタラメの理屈だから間違っていることさえわかりにくくなっていたわけだ。

そしてこういう理屈は卓球にも多いのだ。

ウソをついている人の特徴

ネットの記事にはいつもながら笑わせられる。「ウソをついている人の特徴」は以下のようなものだそうだ。

■挙動不審になる
■おかしなことを言い始める
■落ち着きをなくす
■威嚇してくる

なるほどなあ。それにしても・・・教えてもらわなくてもわかるよなあコレ・・・。

高校の文化祭

息子たちの高校で文化祭をやっているというので、暇つぶしに行ってみた。焼きソバが大好きなので買ったら随分と量が少なかった。息子がやっている店でお好み焼きも買ったが、息子いわく「ソースとマヨネーズの味しかしないよ」とのことだ。それはそいうものだからいいのだ。

どういうわけか会場には東北大学の電気自動車がおいてあってデモをしていた。詳しい説明を聞かなかったので何が珍しいのかわからなかったが、自動車といわずに移動体システムと言い張っているところが可笑しかった。こだわっているのだなあ。


DVD『アウトオブコントロール』発売!

昨日発売の卓球王国に新しいDVD『アウト・オブ・コントロール』の宣伝が載っている。発売までの経緯も宣伝ページの隣に書いたのでそちらを読んでほしいが、このDVDはもともとドイツで作られたもので、それの日本語字幕を私が担当したのだ。これが楽しくもなかなかやっかいな仕事であった。なにしろ登場人物は全員がドイツ語で話しているのだ。私はドイツ語はわからないので、ドイツで発売されていたDVDの英語字幕を日本語に訳したのだ。ところが私の英語の理解が怪しいので、微妙に意味が分からないところが続出したのだ。

そこで制作者のドイツ人であるヨルグ・アドルフという人にいちいちメールで質問をして内容を確認したのだが、このアドルフも実は英語が苦手だという。つまりお互いに怪しい英語を駆使しての内容確認作業になったのだった。疑問点をすべて解消して字幕が完成したのが昨日である。アドルフに出したメールを数えてみたら全部で60通にもなっていた。当初から「別の仕事でとても忙しい」と釘をさされていたのにもかかわらず、特に面倒くさそうでもなく丁寧に怪しい英語で説明をしてくれた。

そんなわけで力作なので、みなさんご期待を!

息子たちにウケたギャグ

私のギャグが高校生の息子たちにウケることはまずないのだが、今日は珍しくウケたので紹介する。

どこかのラストランで、アルバイトの人が冷凍庫に寝そべった姿をネットに投稿し、店が閉店に追い込まれた事件に関連してだ。

「閉店するほどのことはないのになあ。本当はそこまでしなくてもよいのに、腹を立てた店側がわざと閉店することにしたのではないか。これが本当の店閉めだな」(田村が喜びそうなギャグだ)

エレベーターガール

私は常々、気の使いすぎはかえって他人の迷惑になることが多いなあと思っている。エレベーターに乗るとなぜかエレベーターガールになってしまう女性がそれだ。全員が降りる間に扉が閉まってしまうほど大人数が乗ったのならともかく、2,3人しか乗っていないのになぜかボタンの前に陣取って「開」のボタンを押して「どうぞ」などと言って他の人を降ろしてから自分が降りようとする。

一見、気が利いているようだが話はまったく逆だ。こんなことをされるとこちらが「あ、どうも」などと、本来まったく不必要な「感謝の気持ち」を礼儀として表現しなくてはらならなくなる。黙って扉の前で開くのを待ち、開いたらまっすぐ正面に歩いて降りればよいだけのなんとも安堵に満ちた気楽な瞬間が、無意味な親切の押し売りのおかげで不愉快極まりないものとなる。

そもそも一体何の親切のつもりなのだろうか。そんなエレベーターガールの真似事などしなくていいから、乗ったら足を止めずに速やかに一番奥まで歩いて行き、降りるときは普通に順番を守って真っ直ぐに歩いて降りる。このようにして欲しいものだ。

ギャグのバイブル

今回の下ネタを考えるにあたって、念頭にあったのはひとつのギャグマンガだ。それはかつてビックコミックスピリッツで連載された『サルでも描けるまんが教室』というマンガで、私のバイブルである。私はこれまでこれほど笑ったマンガはない。連載当時、会社の売店でスピリッツを立ち読みして堪え切れずに声を出して笑ったほどだ。

このマンガは「まんが教室」という体裁を備えてはいるが、実はマンガ全体のパロディーになっているのだ。そして私と同世代である作者(二人組み)が影響を受けた数々のマンガのエッセンスが随所にちりばめられている。そして実はその中に重要な真実までが含まれているというなんとも奥の深いマンガなのだ。しかも作中のマンガ家があろうことか作品内で連載を始めてしまい、そのマンガまで載せるという途方もない展開になってしまい、その作品も可笑しいのだ。

毎週これほどのアイディアを生み出すのは並大抵の努力ではないだろうと思い、読んでいてスリリングな気持ちになったほどだ。後に知ったところによれば、原作の竹熊健太郎はこの連載のために相原コージの近くに引越し、ほぼ合宿状態だったという。毎週、締切りでやっと原稿を出した後の打ち合わせは、最低でも8時間、多い時では12時間3日連続ということもあったという。本人たちも「あんな連載は二度とできない」というマンガだったのだ。

下ネタ完成!

ついに、原稿に十分な量の下ネタが出揃った。あとは順番を入れ替えたりつながりを自然にする剪定作業だけとなる。よかった。一時はダメかと思ったがずっと考え続ければなんとかなるものだなとあらためて思った。最後に出てきたネタは昔からあるベタなネタではあるが、卓球の原稿に入れ込むとそれなりに面白いと思う。「答は目の前にあった」とでもいうような感じだ。

あまりに嬉しいので、最後に出てきたネタをちょっと披露すると「前・日本代表女子チームがマツモトキヨシ店内でバック面に貼るラバーの厚みについて議論しながら大声で監督の名を呼ぶ」という状況だ。

痛い歯医者2

昨日の歯医者もやっぱり痛かった。昨日は新記録で、今までに経験したことのないような痛さを味わった。仮に詰めてあるモノをとろうとして器具を使って力を入れて歯を下方向に押していて、途中で外れて器具が舌を直撃したのが2回。あと、歯を削るための回転物が歯から弾かれて動いて舌に触ったのが1回。その後、舌が邪魔なのでサスマタみたいなものでよけるのはいいが、奥のほうに押すので、何度も咳き込んだり吐いたりしそうになった。手元のコントロールが悪く、器具の操作をする前に前歯にバララッと当たったこともあった。

いずれも、この年になって初めての経験だ。

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