「合成着色料を使っていません」とのことだが、合成だろうが自然だろうが、そもそも中身が見えないのだから着色料を使うという発想自体おかしい。
商品カタログ3
商品カタログ2
商品カタログ
速報ブログ始動
いよいよ世界卓球ドルトムント大会の速報ブログが立ち上がった。
編集部による真面目なレポート
http://www.world-tt.com/report/20120325/WTTC2012.php
私の速報「ドルトムントむんむん速報」
http://www.world-tt.com/report/20120325J/WTTC2012J.php
両方とも、トップページからもリンクされている。私はまだ何も書いていないのにアクセスが上がり始めていて、世界卓球への関心の高さが伺える。よって、しばらくこのブログは休止をして、「むんむん速報」に書いていこうと思う。それではみなさん、「むんむん速報」でお会いしましょう!
山形ではなんと「黒桃」
ハートは桃
秋田出身の同僚から「うちではハートのことを桃と言っていた」とメールが来た。最初は可笑しかったが、そのうち私もうっすらとそう言っていたような記憶が蘇り初めたので、父に電話で聞いてみるとやはりハートを桃と言っていたそうだ。やっぱり。おそらく私も幼稚園か小学校低学年くらいまで桃と言っていたのだろう。
面白いのは、その秋田の同僚は、スペードのことを「しゃぶろ」と言っていたというのだ。これはどう考えても「シャベル」の転訛だろう。つまり、秋田では少なくともその最初期にはスペード本来の意味である鋤を正しく理解していたことになる。
いやいや言葉は面白い。
リアルな球あて
福原と石川がイベントで球当てをやっていた。
編集して当たったところだけを見せるなら、誰でも当たるまでやればいいだけなので、そういう編集をされた球当ては私はいっさい信用しないが、これはちゃんとノーカットで撮影しているので好感が持てる。
http://videotopics.yahoo.co.jp/videolist/official/sports/p0501e226ae16ad44c3c4e7665f96d256
スペードと杉
昨日から鼻水が止まらない。完全な水のような鼻水で、かんでも1分もしないうちにまた出てくる。何年か前にこういう症状の風邪をひいたことがあるので風邪かもしれないが、他の症状がまったくないのでどうやら花粉症のようである。これまで花粉症とは縁のない人生だったが、ついに私も仲間入りしたのかもしれない。
それで、ドイツでは花粉は飛んでいるのだろうかと思っていたら、田村によれば日本がバカみたいに杉を植えすぎたから花粉が沢山飛ぶようになったので、ドイツではそんなに飛んでいないはずだという。そこで私が「ドイツにだって杉の木はあるだろう。トランプの柄にもスペードが使われているくらいだから杉の木はポピュラーはなずだ」と言うと、田村が「スペードと杉は関係ないだろ」と言う。「何言ってる。スペードは杉だろうが。スペードのことを杉って言うだろ?」と私が言うと田村が「そんなバカな話は初めて聞いた」と苦しそうに笑い出した。
言われてみればそうかもしれない。私の実家のあたりでは、スペードのことは誰もが「杉」と言っていたのだ。それで、スペードとは杉の木のことだとばかり思っていたのだ。ヘタすると、英語で杉のことをspadeと言うとさえもぼんやりと思っていたくらいである。同様にダイヤのことは「角(かぐ)」と言っていた。クローバーが「三つ葉」なのはどこでもだと思う(実際には「みつぱ」と発音していたが)。ハートはさすがにハートだ。だからトランプをすると「杉の10」とか「角の2」とか当たり前のように言っていたのだ。
新潟出身の田村はこの杉と角というのがとにかく可笑しいらしく「こんな面白いギャグをまだ隠し持っていたのか」と今日になってもまだ笑っている。私は小さい頃からこう言っているので可笑しくもなんともないし、そもそもギャグではない。
悔しいので辞書でspadeを調べてみると「鍬(すき)」という意味があった。畑の土を掘っくり返す道具で、要するのスコップの先っちょのところだ。トランプのスペードはその形から来ているものと思われる。うーん、ためになるブログだ。
ところで「鍬→すき→すぎ→杉」というのはこじつけだろうか。
もしかして日本全国でスペードのことは杉と言っていて、田村がバカで知らないだけということはないだろうか。
理想のキャリーバッグ
私は便利な物が大好きだ。いや、誰だって便利な物は好きだろうし不便な物が好きな人はいないだろうが、私の場合は、便利だということに、見た目やブランドよりも極端に価値を感じるのだ。もう惚れ惚れしてしまう。
今回、世界選手権に行くにあたって、前々から不便に感じていたキャリーバッグを新調しようと思った。出張であちこち行くときにいつも不便に感じていたことがあるのだ。それは引っ張るときにタイヤの音がうるさいことだ。故障や劣化というわけではなくて、もともとタイヤの材質が硬いので路面の凹凸に当たる音がうるさいのだ。それでここ3、4週間というもの仙台市内のデパートや専門店を回ったのだが、驚いたことにタイヤがゴム製のものがほとんど売っていない。ネットで調べてみても、ほとんどのメーカーはタイヤの材質については書いてもいないのだ。ヘタをすると直径すら書いていないのだからあきれる。
スーツケースやキャリーバッグの要はどう考えてもタイヤのはずだが、ポケットやデザインばかりが強調されていて、こんな重要なことが書かれていないことに驚いた。中にはサイレント・キャスターというものを使っていて極端に静かであることを売りにしたNEOPROというメーカーがあるのだが、残念ながらそのメーカーの商品には欲しい物がなかった。
私が欲しいキャリーバッグの条件は、バッグを立てたまま上から物を出し入れできるように柔らかい材質のものであることと、パソコンを入れられて振動が伝わらないようなポケットがあることなのだ。これでタイヤがゴム製なら値段はいくらでも買いたいのだが、これがほとんどない。やっとネットで一つだけ「地球の歩き方」のオリジナル商品である「エディターズキャリーバックパックJrⅡ」というのが見つかったのだが、これは現物を確認できる店舗がない上に「在庫なし」で注文できないときている。
それで仕方がなく、3つの要求項目である
①静か
②柔らかい
③パソコンを入れるのに適したポケットがある
のうち、②③を満たすある商品を仙台のロフトで見つけたので、①のうるさいのだけは諦めて2月の末に買ったのだった。その後、それをもって厚木に出張に出張に行ったのだが、つくづくうるさい。住宅地でも引っ張って歩こうものなら迷惑だろう。しかたなくて持ち上げて歩いたほどだ。どうしても諦め切れない私は、ふと思い立ってタイヤの交換をしている業者がないかとネットで探すと、実に簡単に見つかった。世界中のどんなスーツケースでもタイヤ交換をするという。さっそく電話をすると私のような注文は非常に多く、ゴム製のタイヤに変えることでお客さんに喜ばれているという。こうなるともう値段など関係ない。往復の送料2,100円に作業料金5,400円の合計7,500円を払ってタイヤを交換してもらった。
待ちに待った荷物が佐川急便で届いたのが先週の日曜だった。はやる気持ちを抑えられずに包装をやぶいてさっそくタイヤを爪で押してみると・・・硬い。完全に硬い。「まさか」と思いながら外に出て引いて見ると「ガラガラガラ」と見事にうるさい。今までと同じだ。一緒に送られてきた外したタイヤを爪やドライバーで押し比べてみるが、硬さやへこみ具合、へこむ形までまったく同じである。これは修理屋が間違えたに違いないと電話をかけると、もともとついていたのはプレスチック製だけど新しくつけたのはゴム製に間違いないという。「どうみても同じですよ」と言って電話口でドライバーで叩く音を聞かせると「あ、違いますね」と言う。ホントかよ。なおも私が食い下がると、あれ以上柔らかいゴムだと夏場にはドロドロに溶けて使い物にならないとか、生ゴムだと接着が難しくてホイールから剥がれてしまうとか、柔らかいタイヤが使えない理由を述べ立てた。耐久性といったって、どう考えても旅行カバンは自転車のタイヤより酷使されるわけではないし、ホームセンターではもっと重いものを乗せるためのタイヤもゴム製でいくらでも売っている。どうにも納得のいかない説明だった。よっぽどタイヤを削って会社に持っていって成分分析をしてやろうかと思ったがやめた。最後に彼は、そのタイヤを仕入れているメーカーがゴム製だと言っているからゴム製に間違いないと言って、その会社名を教えてくれた。
さっそくそのメーカーに問い合わせのメールを送った。あれがゴムだというなら硬いゴムもあるということで今後は自分で確かめるしかないし、実はプラスチックだというならゴムを探せばよいだけだ。すっかりタイヤのことで頭が一杯になり、ネットでタイヤというタイヤを検索し、近くのホームセンターに行って恨みがましくゴム製タイヤを片っ端から爪で押してみたりした。どうせサイズが合うものはないしつける方法も知らないのだが、タイヤごときにここまで情熱を傾けてしまうと、そう簡単には引き下がれないのだ。
翌日の月曜の夜、未練がましくネットでバッグを検索していると(私は物を買った後でもしょっちゅうこんなことをしているのだ)、なんと「エディターズキャリーバックパックJrⅡ」がアマゾンで「在庫あり」になっているではないか!くうーっ。何かの間違いかもしれないが、とにかく注文してしまえばこっちのもの、もうタイヤ交換だのホームセンターでタイヤを探したりする必要はない、とばかりに反射的に注文をしてやった。
翌、火曜の夜、タイヤの材質を問い合わせていたメーカーから「当社の製品はポリウレタン製で、通常ウレタンゴムと呼ばれているものです」と回答が来た。あれがゴムと呼ばれているというのなら仕方がない。少なくとも間違いではないからもう修理屋に文句は言えない。ポリウレタンとは硬いものなのだと諦めるしかない。もうこっちは完璧な新しいバッグを注文したのだからどうでもいいのだ。
待ちどおしいので前夜に注文をした「エディターズキャリーバックパックJrⅡ」のサイトを眺めていると「石畳や凸凹道での走行安定性に優れ、ロードノイズを軽減する70mmの大型ポリウレタン製サイレントタイヤを標準装備」とある。「んあ?なっ?ポリウレタン製???」顔から血の気が引いた。また2万円をドブに捨てたか。前のバッグと修理代金を合わせると合計5万円近く使ってまだ欲しいバッグを手に入れられないのか。
水曜。バッグが届いた。期待しないでタイヤを爪で押してみると・・「おお。柔らかい!」外に飛んで出て転がしてみると「トロトロトロ」と静かだ。素晴らしい(涙)。それにしても、こんな簡単な当たり前の要求を満たす製品がなぜ他にないのかと他人事ながら情けなくなってくる。
それだけではない。この製品は「地球の歩き方」の読者の細かいニーズに微に入り細に入り応えたという優れもので、パソコンを入れるバッグは取り外せるので旅行先でホテルからそれだけ持ち出せるし、空の状態で取っ手側に重心がズレているので、荷物を沢山入れたときに取っ手と反対側に倒れがちになることを防ぐようにもなっているのだ。
これほど素晴らしく便利な買い物をしたのは年末のメモ張以来のことだ。
それにしても、あの硬いタイヤは本当にポリウレタン製だったのだろうか。ポリウレタンにも硬さがいろいろあるのだろうか。あの修理屋が「お客さんに静かになったと喜ばれている」というのは本当なのだろうか。もともとついていたタイヤがプラスチック製だと成分分析をしたわけでもないのになぜ断言できたのだろうかと、釈然としないことは多々あるが、素晴らしいバッグを手に入れたのでこの件はこれで終わりにしようと思う。
ともかく、これでドルトムントに行く準備はできた。「いつでも来い」という心境だ。こっちが行くんだが。