拙著『ようこそ卓球地獄へ』がアマゾンに登場したようだ。まだ画像はなく、予約注文を受け付けつける状態だ。キタキタキターっという感じだ。自分で大絶賛のレビューを書いてやろうかなっと。
こんなこと書くとまた今野編集長から「だいぶ浮かれてるね」って言われるから嫌なんだが、宣伝のためには仕方がない。ふふふ(浮かれてる)。
拙著『ようこそ卓球地獄へ』がアマゾンに登場したようだ。まだ画像はなく、予約注文を受け付けつける状態だ。キタキタキターっという感じだ。自分で大絶賛のレビューを書いてやろうかなっと。
こんなこと書くとまた今野編集長から「だいぶ浮かれてるね」って言われるから嫌なんだが、宣伝のためには仕方がない。ふふふ(浮かれてる)。
職場の同僚がモダンバレエを見てきたという。なんでも知人が出るというので誘われて見たらしい。私はモダンバレエというものは見たことがなく、イメージがわかなかったのだが、なんとなく体操に対する新体操みたいなものだろうぐらいに考えていた。
実際にはかなり違っていて、まず、ストーリーがあるものだという。しかし台詞はなく、そのストーリーをすべて踊りだけで表現するらしい。これはかなり難しいのではないだろうか。同僚が見た公演は、織田信長にまつわる故事を再現したものらしく、合戦の場面などもあったはずだが、そこでも刀もチャンバラもいっさいないのだそうだ。服装さえも一人が着物みたいなもので、その他の人たちはどうみても侍の服装ではなかったそうだ。
ちなにみ知人の役は「風」だったという。・・・恐ろしやモダンバレエ。それほど極端な芸術であれば、一度は見ておかなくてはなるまい。
本を購入する際に、どんな話が収録されているのか気になる方もいると思いう。特に、一部で「面白いけど子供に見せられない」という評判をいただいた「さやわかな下ネタ」は、その点を考慮して今回は外してあるのでご安心いただきたい(続編を出すことになったらそのときは覚悟しておいてもらいたい)。
7月中旬に、念願の私の単行本が出ることになった。もう自分で祝ってしまおう。
卓球王国で2006年から連載をした『奇天烈逆も〜ション』103本から62本を選んで一冊にまとめたものだ。今日発売の卓球王国の124ページに広告が載っている。
タイトルは『ようこそ卓球地獄へ』で、サブタイトルは★卓球マニア養成ギプス★だ。サブタイトルに特に意味はないが、当初はこちらがタイトルだった。面白いが意味が解らないので、最終的にわかりやすいタイトルにしたのだが、捨てるのも惜しくて残したというわけだ。カバーには卓球王国創刊当時「連載させてほしい」と送り付けて断られた4コママンガ『スコンク先生』を配し、「卓球天国への階段」と題したあとがきもつけた(もちろんレッド・ツェッペリンの「天国への階段」の引用だが、わかる人だけわかればよい)。まさに卓球一色の本となった。
広告にも書いてある通り、卓球、いや、スポーツを題材にしたユーモアを中心とした書籍は世界初だろう。ギャグマンガは過去にもあったが、それはあくまで登場人物が活躍する舞台としてスポーツがあるだけで、スポーツそのものでギャグをやっているわけではない。そもそもスポーツとユーモアは合わないのだから無理もない。当然、売れ行きが心配だが、今野さんによれば卓球マニアは500人はいるので500冊は売れるだろうとのことだ。これは一体、喜んで良いことなのだろうか。
台湾の食事はすべてがとても美味しかった。現地の赴任者が安くておいしい店を知っていて、そこに連れて行ってもらったからだ。といって、観光客用の店がまずいわけではなくて、とても美味しかった。
現地の年配の方は結構な確率で日本語を話す。しかし表記となると難しいらしく、あちこちに奇妙な日本語が散見された。
また、当然のことながらすべて漢字で書かれていて、なんとなく意味が解るのだが、それが微妙に面白い。
和風美人腿(もも)というのがレストランにあるのだから面白い。これはどういう意味なのだろうか。まさかとは思うが・・・。
多くは語らないが、ともかく美味かった。
街に溢れる漢字もイマジネーションを掻き立てた。
魔法のような歯医者らしい。
やっぱり可愛い髪型に切ってくれる床屋なのかなあ。あるいは髪の毛の医者かな。
卓球用品店を後にした私はそのままタクシーに乗って、卓球場へ向かった。卓球をなんと発音するのかタクシーの運転手さんに聞いたが、まずその質問の意味を伝えられず四苦八苦した。いくら聞いても「ピンポン」と言ったり、「その卓球場は知らない」というそぶりだ。最後に「発音」と書いたらわかってくれて、「ツァオ・ツィオー」と教えてくれた。私が真似をするとかなり違うらしく、何度も何度も言われ、しまいには「ツィオー」のところだけ6回ぐらい言わされ、最後に「チ」だけを10回以上言わされたが、最後まで彼のお気には召さなかったようだ。それもそのはず、私には彼の「チ」と私の「チ」のどこが違うのかまったくわからなかったのだから直しようがないのだ。
そんなこんなで、目的の「媽媽桌球俱樂部」に着いた。媽媽はママと発音し、要するにホビープレーヤーを対象とした「ママさん卓球クラブ」だということが後でわかった。ウエブサイトには日本語表示もあった。http://mamapingpong.com/japanese.htm
入り口を入ると地下に降りる階段があって、目の前に楽しげな卓球クラブが現れた。中国語の文字の雰囲気も手伝って、さながら極楽に来たようであった(大げさだが)。
雑然としたカウンターは日本の卓球クラブと似たようなものだ。
鳥小屋のように金網で囲われた台もあって楽しい。明らかに素人の親子が延々と多球練習をしていたのだが、子供がラケットにさっぱりあたらないのにランダムのコースでボールを出す練習の効率の悪さに、すんでのところでアドバイスをするところだった。
店主の女性によれば、このクラブは創立40年で、もともとは彼女の母親が始めたものだという。その母親とは、元台湾代表の桃足という選手で、お父さんも卓球選手だったという。
私が「日本から仕事で来ているが卓球が大好きで、日本の卓球雑誌に記事も書いている」と吹いたら(嘘でもないんだが)、喜んでいろいろと説明してくれ、卓球までやらせてくれた。
会場にいた選手は、コーチの二人を含め私の相手にならなそうなへんてこなフォームだったが、いざ練習をしてみると、まったくノーミスである。最初の10本ぐらいすべて私のミスでラリーが終わるのだ。これはただ事ではないと思い、試合形式の横下サービスを出したところ恐ろしく短く切れたストップをされてノータッチを食らった。なんだなんだなんだ。こちらがスーツで外靴だったとはいえ、これはない。聞くと週に3日は練習しているという。たぶん試合をするとスコスコにされるのだろうな、という認めたくない予想が立ったので、礼を言って卓球を止めた。相手は英語を話し私を「素晴らしく基本ができている」と褒めてくれたが、そんなものができてもストップをノータッチじゃ話にならない。日本の卓球はどこか間違っているのだろう(私の卓球を勝手に日本に拡張してやった)。
卓球地獄だ。
ショーケースに面白い絵があったので由来を聞くと、ここで強いママさんに負けた男性が腹いせに「この女はオオカミなのに違いない」という意味を込めて描いたものだそうだ。「この人は絵の天才なの」と言っていたが、どこがだろうか。
最後に、この卓球場の広告が載った新聞をいただいて帰ってきた。楽しいひとときだった。機会があったらまた行きたいと思う。
見出しの「街頭夜猫族」ってのがなんとも楽しい。宮根さん、意味教えてください。なんとなく見当はつきますが。
今週は仕事で一週間台湾に行ってきた。仕事だからもちろん卓球のことなど頭になかったのだが、タクシーで移動中に「卓球」の文字がなんと二度も目に飛び込んできたではないか。ひとつは卓球用品店、もうひとつは卓球場だ。完璧だ。これは「行くな」と言う方が無理である。早速場所をメモして、仕事が終わった金曜の夜に行ってきた次第だ。
まずは「麒麟卓球用品店」だ。麒麟とは日本語ではキリンだが、中国語でどう発音するのか聞くのを忘れた。
行ってみると、なんともさびれた古い感じの店で、店内の壁には藤井則和やバーグマン、ヘタするとそれ以前の写真が大きく引き伸ばされて飾られていた。79年頃のハンガリー男子やら83年東京大会やらの写真もあり、どうやら80年代で時間が止まった店なのであった。写真撮ってよいか聞くと「オーナーがいないので判断できない」との返事で、しかたなくこっそり撮った(どう考えても問題あるとは思えない)。
ご覧のように、骨董品屋というわけでもないのだろうが、自然に卓球の骨董品屋になってしまったという感じの店なのであった。
しかしラケットやラバーはちゃんと新品が売ってあって、なぜかホッとした。ド田舎に行ってセブンイレブンを見つけたような気持とでもいおうか。
ガラスケースには、もう何年も誰も買っていない感じで、キーホルダーやボールケースなどの小物が飾ってあった。念のために下の方に隠れてあるのを見せてもらったところ、突然、お宝がぞくぞくと出てきた。
89年ドルトムント大会のメダルだ。誰かのメダルかと思ったらさすがにそうではなく、単なる記念品らしい。もう無条件でゲットだ。
こちらはガラスの中に卓球台が封じ込められてある灰皿だ。タバコは吸わないので灰皿は使わないのだが、こんな粋なものを見せられたら買わないわけにはいかない。だいたい、私が買わずに誰が買うのだこんなもん。ガラスが曇っていて、いくら拭いても取れなかったのが残念だ。
極め付けがこれだ。ハンガリーの3銃士とステパンチッチ、シュルベクにセクレタンのコースターだ。こんなもん、買わずにいられる卓球マニアがいたら教えてほしい。こんなのが重ねられて袋に入って下の方に埋もれていたのだ。写真は明らかに77年バーミンガム大会のものだ。私に買ってもらうために実に37年間もこの「麒麟卓球用品店」で眠っていたのだ。
さらにニッタクの名刺入れだ。こんなのまで買ってどうすると言われそうだが、そういう問題じゃないだろ?ん?
ついでに、中国語も読めないのに、迫力ある指導書を買って締めとした。
先日からテレビで始まったアニメーション『ピンポン』を見ている。
昨日録画を見た回では、卓球雑誌が出てきて、なんとその誌名が「卓球王国」と書いてあった。普通、作中に出てくるときは「卓球玉国」とか「卓球王固」とか微妙に違うものにするものだが、モロ本物と同じである。値段も本物が720円に対して作中では700円だった。『奇天烈逆も〜ション』も載っているのだろうかやはり。
一方で、ボールにこだわる特集と言いながら、そこには「直径40mm、重さ2.5g」とあり、明らかなルール違反なのであった(笑)。40mmボールは2.7gであり、2.5gは2000年までの38mm時代の重さだ。ひとこと私に相談してくれれば教えたものをなあ。相談くるわけないが。
ちなみに、作中の別の場面の台詞ではちゃんと2.7gと言っていた。細かいね俺も。
原作のマンガではこの雑誌名は『卓球通信』と実在しないものになっていて、値段が300円で『ニッタクニュース』と同じになってる。
さらに、2002年に公開された実写映画版では雑誌名ははっきりとは出てこないが、表紙の一部がわずかに見えるシーンがある。
おそらくこれは『卓球レポート』のトの部分が見えているのであり、その下の数字は6だから、いつかの年の卓球レポートの6月号だろうと推測される。映画の公開は2002年だから当然、2002年以前ということになる。そこで、その近辺の卓球レポート5年分を探してみた。
すると、映画と同じレイアウトなのは2000年だけであり、その6月号は色合いもかなり似ていることがわかった。『卓球レポート2000年6月号』に決まりだ!
だからどうだってことはないが・・・これがマニアというものだ。