先日、あるマンガ家の方から「近々卓球マンガの連載をするので卓球の話を聞かせてほしい」とメールがあり、さっそく卓球バーで実演を交えながら「講義」をしたのであった。
この方、卓球経験はないがとても勉強熱心で、連載のために昨年から卓球教室に二つも通っており、卓球の指導書やら読み物やらマンガやらを古本を含めてほとんど読破しているという偉い方であった。『卓球・勉強・卓球』『ワルドナー伝説』『ダブルス』まで目を通していると言えば、その熱心さはわかる人にはわかるはずだ。
とはいえ、そこから得られる情報は限られているので「これでもか」というほどの卓球の真髄をたっぷりと5時間かけて食べる暇もなく披露したのであった。
私は卓球を解説するのが好きで仕方がないのだが、なにしろ日常生活でそういう機会はほとんどないから常に満たされない状態であったのだ。
そこに「聞かせてほしい」という人が向こうからやって来たのだからこれはもう飛んで火にいる夏の虫である。
名刺代わりに単行本をいただいたが、リアルなタッチの素晴らしいマンガであった。
卓球の連載発表前なので、マンガ家の名前などがわからないよう、部分的な引用にとどめてある。
卓球をどのように料理してもらえるのか今から楽しみであるし、できればヒットして欲しいものだ。