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卓球科学 (Table Tennis Science)

大阪大学名誉教授の辻さんから、昨年の横浜大会のときに同時開催された卓球科学会議の論文集のサイト紹介のメールが来た。
http://www.ittf-ss.com/

これまでは冊子を作っていたのが、今回からはサイトだけでの紹介になるようだ。より多くの人に読まれそうなので嬉しく思っている。

まだ内容は読んでいないが、これほど面白そうなものが出たというのに、日本卓球協会ホームページのトップページで紹介されていないのが不思議だ。頭でっかちの理屈好きの卓球オタクたちが殺到すること間違いなしなのに。

もっとも、こういうものはなかなか実効的に役に立つものは少ない。科学的アプローチを実技に役立てるためには、スポーツはあまりに複雑多様であり、その中でも卓球はその極北に位置するからだ。

だから、まずは役に立つかどうかはともかく、知的好奇心で読むのがよいと私は考えている。一流選手だけが卓球選手ではないように、実技を楽しむ人だけが卓球ファンではない。実技はさっぱりなのに屁理屈だけはうるさい卓球オタクがいたっておかしくない。他のメジャーなスポーツならいくらでもあることだ。そのような多様なファンの広がりを持つことが、メジャースポーツの証なのだから、そういう卓球の楽しみ方もおろそかにしてはならない。

以下に卓球ファンのいろいろをリストしてみる。

1.学校から就職まで卓球漬けの選手
2.卓球指導で生活している人
3.趣味で生涯スポーツとして卓球を楽しんでいる人
4.卓球競技を観ることを楽しむ人
5.有名女子選手のファン
6.四元ファン
7.卓球ユニフォームフェチ
8.用具オタク
9.卓球理論オタク
10.卓球コラムニスト

みなさんはどれだろうか。

卓球4コママンガ

来月号の原稿で、内容に合う面白いイラストが浮かばず、苦肉の策で昔描いたマンガのキャラクターを登場させてみた。タマキチとその指導者のスコンク先生だ。

その結果、意外に面白くなったので、次回からは案に困ったときはたびたび登場させようと思う。

ついでに10年以上前に卓球王国に投稿して載せてもらったマンガを見つけたので下に紹介する。

また、『現代卓球』にも更新をしておいた。
http://www.geocities.jp/gendaitakkyuu/sk.html

エイリアンとの邂逅

帰り道、高速道路でエイリアンに遭遇した。途中、2時間ほど記憶がとんでいる(妻に運転させて寝ていたのだ)。同様に、ゴリラとも遭遇した(笑)。

ニューオリンズの町並み4

ホテルへ向かう道を走っていたら、異様な光景に出くわした。町の中心地におどろおどろしい墓石のようなものが並んでいるのだ。墓石にしては大きすぎる。さっそくネットで調べて見ると、これはニューオリンズ名物の墓地だそうな。ミシシッピ川がたびたび氾濫するので、普通の墓地だと埋葬された死体が浮いてくるので、このように地上に棺を造って浮いてこないようにするのだという。浮いてくる死体を想像するとなんだか怖い。

ニューオリンズの町並み3

町を歩いていて気づかされるのは、この町はアートの町なのだなということだ。画廊やら現代美術やらの店が軒を並べていて、普段興味が無い私でも、つい何か買ってやろうかという気になってしまう。しかしはやり買わない。

見た中ではゴッホみたいな絵に惹かれたが、写真を撮って満足した。

ニューオリンズの町並み2

ニューオリンズはフランス領だったりスペイン領だったりと複雑な歴史がある町のようで、町並みがヨーロッパの雰囲気である。馬車も走っているが、いまだに馬で移動しているということではなくて、浅草の馬車と同じく観光のためだ(当り前だ)。

道にはさまざまな大道芸人がいて観光客が足を止めている。ひとりひとり見ていると、つくづくお金を稼ぐのは大変なことだなあと思う。

ニューオリンズの町並み1

せっかくなので町並みを紹介する。

古い路面電車があって、なかなか良い感じだ。スピードはとても遅く、駅も近くしょっちゅう止まってなかなか進まない。でも楽しい。2週間前にマルデグラという、ビーズを投げ合うお祭りがあって、そのときのビーズがまだ木々にぶら下がっている。

年に一度の大きな祭りの直後だと言うのに、ニューオリンズはまだ観光客でにぎわっていた。

ほんの数年前にカトリーナという台風で甚大な被害を出したのに、もう復興しているように見える。レストランのメニューにも「バイバイ・カトリーナ」などという寿司のメニューがあった。転んでも只では起きないのだ。

金柑

ニューオリンズのファーマーズマーケットというところで、金柑を見つけた。そこにはKUMQUATSと書いてあった。キンカンとカムクアッツ。なんか似てる。調べて見るとやはりこの二つは関係があって、ともに広東語の金橘(カムクヮト)が語源だという。うーむ、うんちくとしては英語のカムクアッツがマイナーすぎて使えない。

いい加減な日本語のお土産はいつものとおりだが、さすがに裏焼きというのは初めてだ。どうでもいいのだろう(と書いた後で、これは肌に貼り付けるためのもので、裏返しになっていて問題ないことが判明。恥ずかしい)。

さらに、ドキッとするTシャツを発見。一瞬、FMEAかと思った。いや、こっちの話。

フォレストガンプのレストラン

昨日からニューオリンズに旅行に来ている。ドーサンから車で5時間だ。

ニューオリンズといえばジャズの町だが、特にジャズに興味もないので、単に楽しげな町並みを歩いて眺めるのが旅行の目的である。

夕食は映画『フォレスト・ガンプ』に思いっきりちなんでいるレストランに入った。「ババ・ガンプ・リュシンプ」といって、日本にも店があるらしい。店内中がこの映画に関係した装飾が施されているので、おそらく映画制作者の許可を得てやっているのだろう。

フォレスト・ガンプといえば卓球である。別にそのために入ったわけではなかったのだが、メニューがラケットの上にのっているという嬉しい不意打ちを食らった。売店にも映画にちなんだラケットが高い値段で売ってあり、なるほどと思った。

ニューオリンズは観光地なので、あちこちで土産物が売っていて、眺めているとどれもこれも面白そうではある。私はいつもこういう場合、キーホルダーとか帽子とかTシャツとか何か買いたいような気がするのだが、反面、どれもなくてもかまわないものであることを考えると、どれとも決めることができなくて途方に暮れてしまい、結局は買わない。その点、卓球に関するものなら「これは必要だ」と迷うことはないので、とても楽である。アメリカでは卓球は娯楽としてはポピュラーなので、結構卓球に関するものは見ることがあるのだ。

しかし、さすがにこのガンプのラケットは買わなかった(バカにしないでもらいたい)。

ワニの足の剥製のキーホルダーを見つけ、つい怖いもの見たさで臭いをかいで見ると、生臭い臭いがプーンとしてオエッとなったが、ガンプの店で海老を剥いた自分の指の臭いであった。不愉快だ。

バリさんの凄さ

昨年の夏に卓球王国の原稿に書いたバリー・ヘイター、通称バリさんについて、新井さんが情報を提供してくれた。
http://ameblo.jp/tac-show/entry-10469172475.html#cbox

なんと新井さん、バリさんと試合をしたときに、打球に使っていないペンの裏面のラバーにクレームをつけられ、はがして試合をさせられたという。このときは審判長まで出てきて「問題ない」と判断したが(審判長などというものは普通はヒマなものだが、バリさんが出るときはおちおち弁当も食っていられないだろう)バリさんは納得しなかったという。しかも、ラバーをはがしたら白木なのでかえってルール違反だ!

いったいバリさんのどのような正義感が働いてラバーにクレームをつけたのか、興味深いところである。

バリさんの原稿を書くにあたって、いろいろとエピソードを収集したのだが、これは聞いたことがなかった。心温まるエピソードである(笑)。

一番弟子の戸田も、バリさんとの試合で「生まれて初めてムーブドテーブルで点を取られた」と言っていた。素晴らしい。卓球界の名物ジイさんとして、末永く活躍して欲しい。対戦した人はくれぐれも対等にやりあったり激昂したりせず、その名物ぶりを味わう心の広さを持ってほしい(私も試合をしたくはないが)。