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話を聞かない男、地図が読めない女

何年か前に話題になった『話を聞かない男、地図が読めない女』という本を読んだ。

男と女の特性の違いを面白おかしく解説した本だ。男と女では脳の構造が違うとか、進化の過程で身についた本能の違いだとか、いかにも科学的根拠がありそうなことが書いてあるが、まあ、血液型の話と同じく、適当なエセ科学話だ(ちなみに、右脳とか左脳とかいう話もエセ科学であり、こういう話に科学的根拠はないそうだhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B3%E8%84%B3#.E5.8F.B3.E8.84.B3.E3.83.BB.E5.B7.A6.E8.84.B3.E8.AB.96

とはいえ、男女それぞれの滑稽に思える特性が上手く表現されていて、面白いことは面白い。特に、下の写真のページなど、そのあまりのバカバカしさに声を出して笑ったのだが、私のセンスはどんなもんだろうか。

ジョン・レノンとポール・マッカートニー

先日、ウイキペディアで「ジョン・レノン」を調べてみた。過去にも何度か読んだことがあるが、この辞書はどんどん新しいものが追加されるので、ときどき見ている。

その中で「ポールマッカートニーとの関係」という項目があり、そこに感動的なことが書いてあった。

以下抜粋

またレノンは常に「ポールは弟であり、彼との確執は『兄弟ゲンカ』みたいなもので、他の奴にとやかく言われる筋合いはない」というスタンスを保ち続けていた。マッカートニーを卑下する発言をする者に対しては「ポールの悪口を言っていいのは俺だけだ。他の奴が言うのは許さない」と発言している。レノンとは飲み友達でオノとの別居中は共同生活を送っていたハリー・ニルソンや秘書・メイ・パンにでさえ、マッカートニーの悪口を言うことは許さなかったという。
素晴らしい。でもちょっと疑問。本当にジョンはこんなことを言ったのだろうか。私はこれまでジョンの発言はいろいろと読んできたが、こういうのは一度も読んだことがない。本当だとすれば感動的なのだが、なんか怪しいなと感じた次第だ。

ウイキペディアの「卓球」の項目にも「初速が時速280kmを超えるスマッシュを打つ人もいる」などとデタラメが書かれているから必ずしも信用はできない。

宗教団体への訪問

学生時代、一番弟子の戸田と宗教団体めぐりをした。問題は一体何の名目で行くのかだ。普通は、街角で勧誘されるか、または家に訪問を受けて誘われるケースがほとんどなのに、こちらから出向くわけだから、相当に異常な行為である。まさか、「議論をふっかけにきた」と本当のことを言うわけにはいかないから、怪しまれないような何か他の大義名分が必要である。

そこで思いついたのが、「何か宗教に入ろうと思って色々見てまわっている」というものだ。しかし考えてみて欲しい。いったいどこにそんな人間がいるというのか。宗教というものは、信じてしまったから結果的に入るのであって、市民サークルやクラブ活動じゃあるまいし、「何かに入りたい」と思って探すものではないのだ。我ながら、なんとバカ気た謳い文句だろうかと可笑しくてたまらなかった。

幸い、どの団体に行っても、怪しまれることはなく「それは良い考えですね。ぜひうちを見て行って欲しい」と言われたものだ。まあ、水掛論以外のまともな議論になることはほとんどなかったわけだが。

そのような趣味を持っていた私が、いまやキリスト教の本場、アメリカに来ているわけだが、さすがにここでは、議論することは周到に回避している。ただじっくりと話を聞いて、彼らの思考論理に思いをはせるだけだ。

生まれ変わり

大学時代の学園祭で、ある宗教団体のサークルに議論をしに行ったことがある。行くと必ず勧誘してくるので、向こうが勧誘を諦めるまで議論するのが目的だ。大学の宗教関係のサークルは、だいたい宗教を連想させないような軽い名前で、しかも何をするサークルなのかさっぱりわからない名前になっている。だから逆にすぐにそれと分かってしまうのだ。

そこで、生まれ変わりの話になった。今の人生で正しい生き方をしないと、来世でひどい目にあうという理屈だ。しかし、仮に来世があったとしても、我々は前世のことを覚えていないのだから、実効的には他人と同じことだ。だから私は来世のことは気にしないと答えた。

しかし信者はこれが理解できない。
「覚えてなくても、苦しむのはあなたのその魂なんですよ」
「誰の魂でも、覚えてなければ今の私と何の関係もありませんから他人と同じです」
「いや、関係があるんです。魂が同じなんですから」
「神様から見れば関係はあるんでしょうけどそれを意識できないんだから関係ないのと同じです」

という水掛け論が続いた。ついに上級者が出てきて私の主張を認め、「あなたには宗教が必要じゃないことがわかりましたから、もう帰ってください」と言われた。さすが上級者だけあって、物分りがいいし、判断力もしっかりしている。

こう言われれば、こちらはそれ以上議論することは何もない。すごすごと帰るだけだ。

*これはちょっと誇張入ってるかもしれない。

クリスマスカード

妻が今年のクリスマスカードには4コママンガを描くと言っている。

英語で苦労していると思っていた子供たちがいつの間にか我々よりも聴き取りができるようになっていたという、ほのぼのとしたネタだという。

「未だそんなに上達してないだろ」と言うと、妻は「誇張よ誇張。条太のブログとおんなじ。」と言った。うーん、そんなにウソを書いてるか俺。妻から見るとかなり誇張を書いているように見えるようだ。

*今日の話は間違いなく「誇張なし」だ。

SHONEN JUMP

同じく病院の待合室で「少年ジャンプ」を見つけた。こちらでは「SHONEN JUMP」として売られているようだ。値段は「たったの$29.95」とめちゃ高い。日本のように売れないのだから仕方がない。2008年10月号と書いてあったから、月刊なのだろう。

中を見ると、日本と同じようにページもコマも右から左に読むようになっていて、吹き出しの中のセリフだけが横書き英語となっている。目次のページには「この本は右から左に読みます」と注釈が書いてある。

20世紀初めにヨーロッパで日本文化が紹介されたとき「日本人は本を終わりから初めに向かって読みます」と書かれた。単に右から左に読むと書けばよいものを、読者に不思議に思わせようとわざとそんな書き方をしたのだ。いったいどこの国に「終わりから初めに向かって読む」文化があるというのか。どういう脳ミソの構造よ一体、と、この記事を読んだヨーロッパ人は思ったことだろう。

鹿狩り雑誌

病院の待合室で鹿狩りの雑誌を見た。
こちらでは女性や子供も銃を持って鹿狩りに行くのが楽しい娯楽となっている。

車椅子になってまで鹿狩りに行かなくてもよさそうなものだが、楽しいんだから仕方がない。

雑誌には、PIGZILLAやHOGZILLAなどという単語が見られたが、これは日本の怪獣映画ゴジラが元だと思われる。同然、辞書になど載っていない現代用語だ。

マイクとの議論

先週は工場の現場に入っていろいろと製造工程を見る機会が多かった。工程を見ながら製造責任者のマイクと神様の話をした。普段、ふざけたジョークを連発する皮肉屋のマイクなら、そうそう神様を信じているわけではないだろうと思ったからだが、甘かった。

まずマイクは、死後の世界はデビッドと同じく1000%信じているという。「どうしてお前は信じられないんだ」というので、「証拠がないからだ」と答えると、「聖書に書いてあるのが証拠だ」とのこと。キリスト教信者のいつもの理屈だ。

するとマイク、「もしかしてお前、進化論も信じてるのか」ときた。「イエス」と答えると、その場にいた製造メンバーを含めた4人が「しょうがないなコイツ」という感じで顔を見合わせて「ハハハ」と笑った。もはや私は完全に哀れな異教徒である。

マイクに言わせると、ビッグバンなどなく、この世は今から4000年前に神様が一度に創ったのだという。科学者が言う、何億年前の証拠も含めて神様が一度に創ったというのだ。どうして神様はわざわざそんな証拠まで創ったのだろうかなどと聞く必要はない。答えはとっくに知っている。「不信心者を試すため」なのだ。これまで何度も繰り返してきた問答だ。もちろん私はこういう議論の危険性をよく知っているので、反論など一切しない。ただ、感心したような顔をして聞き入るだけだ。

これまで何人かの同僚と神様の話をしたが、信じてないという人は一人も見つかっていない。アンケートによれば、アメリカ人の50%ぐらいの人は信じていないはずだから、おそらくこれは南部だからなのだろう。「学校では進化論を教えているし、テレビでも進化論を前提とした番組をやることが多いが、どうしてなんだろう」とわざと聞いてみるとマイクは「科学者たちはいつも声高に主張するからそういう趨勢になるだけのことで、真実を知っている我々はそういうのは聞き流して沈黙しているんだ」とのことだ。

また、興味深かったのは、デビッドもマイクも、自分は信じているが他の人に対しては「うわべだけのクリスチャンが多く、本当に信じていてクリスチャンと呼べるのは半分以下だろう」と言うことだ。彼らの間では信心深いことがモラルになっているので、自分を取り繕うために信じているふりをすることもあるのだ。となると、デビッドもマイクも含め、本当に信じているかどうかわからないということだ。カッコつけるために私の前では信じているふりをしている可能性があるのだ。

ともかくも、なんともありがたい話であった。

人形俳句写真『発見せり』『人間ポンプ』

新作が送られてきたのでとりあえず発表。
なんだかわかりませんがとにかく独特の世界を創造されているので慣れるとこれでよいような気になります。

人間ポンプで金魚を口から出す芸をやっている「父」が、なんとなく私に似てしまったと義姉から失礼なコメントがあった。私はそんな芸をしたことがないし、第一なぜ海水浴場で?

店で見つけた商品

先日、子供のローラースケートを買いにトイザラスに行った。ドーサンにもちゃんとトイザラスがあるのだ。私はマジックの道具とかパズルとか、そういったトッリッキーなものが好きで、そういったコーナーをみていたら、面白そうなものが目に入った。

なにやら豚の人形がパッケージされていて、これをどうやって使うのか考えると面白そうだ。しかし説明書きをよく見ると、単に豚の人形をサイコロ替わりに使って遊べというなんとも虚しいものだった。実際に遊ぶと少しは面白いのだろうか。どうみてもつまらなそうだ。なにがMixed Comboだ。

また、ドライブの最中にガソリンスタンドに併設されているコンビニで、殻ごと食べられるように強く揚げたピーナッツが売っていたので買ってみた。初めて見る商品だ。よく尻尾まで食べられるようにカリカリに揚げられた海老があるが、それと同じようなものだ。これは上手そうだと思ったのだが、いくら揚げてもピーナッツの殻のモサモサ感はそのままで(笑)、飲み込みにくく、とても上手いとは言いがたかった。もったいないので、子供には「殻まで食えるんだぞ」と楽しい気持ちにさせて、たらふく食わしてやった。