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ナンバーワン[ジュウイック]

●粒高ラバー
●厚さ:1.0・0.6mm・OX

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過去の名作ラバーいいとこ取り!?
ブロックも攻撃も思いのままに

 ドイツの〝超クセ者〟ブランド「ドクトル・ノイバウア」から新たな粒高ラバーが登場した。その名も『No.1』。2012年販売の『デスペラード』、2013年の『オールラウンドプレミアム』( 以下、『オルプレ』)という二つの粒高アイテムは世界的にもヒットしたという。そんな人気ブランドが発表した新作ラバーは一体どんな性能なのか、粒高使いなら気になるところだろう。
 まず目を引かれるのはそのパッケージだ。『No.1』という商品名が過去のラバーパッケージでデザインされている。これは「今までに販売された粒高の特長を混ぜ合わせた、『No.1』のコンセプトを表現したい」というアイデアから生まれたそうだ。先行発売された海外での反応は上々のようだ。ノイバウアブランドの中では発売された夏からずっとセールスのトップだという。
 特長として『デスペラード』の前陣カットブロック、『オルプレ』の意外性のある攻撃。そこにさらにコントロール性を加えたという、万能性が謳われているが実際のところはどうだろうか。
 試打をしてみると技術全般で使いやすかったが、面白いことにブロック時に自分が予期しないナックルが出て、相手がドライブをオーバーミスすることが多々あった。対下回転の角度打ちやプッシュはボールが不規則に揺れながら飛び、レシーブ時や先手を取りたい時には大きな武器となるだろう。強打をすればスピードのあるボールを打つことも可能だ。
 ブロック主体で相手のミスを待つというタイプより、使いやすさを活かし、攻守を織り交ぜ相手を翻弄するプレーに向いていると感じた。程良い弾みのラケットと合わせれば攻守のバランスが取れ、『No.1』の特長である総合力の高さを引き出してくれそうだ。
 相手の攻撃を変化のあるブロックで揺さぶり、つないできたボールを攻撃し相手を幻惑する。そんな粒高使いにとって理想的なプレーを具現化するために、『No.1』は最適な一枚と言えるだろう。

●粒は円柱型で、根元部分がわずかに広がっている。配列は縦目

担当:王国編集部