粘着性テンション裏ソフト
厚さ：特厚・厚
卓球というスポーツにおいて、「音」は魅力のひとつである。打球時に放たれる快音はプレーヤーを酔わせ、高揚感を与えてくれる。そんな「音」に魅了されたユーザーに吉報だ。ヨーラから打球時のサウンドにこだわって開発された新作『サンバテック』がリリースされる。
『サンバテック』は37.5度のソフトスポンジに、グリップ力に優れた最新のトップシートを組み合わせ、弧線弾道と回転性能、そして爽快な打球音を実現したスピン系テンション。そこまで強いインパクトでなくとも、しっかりと快音を響かせることができる。
軟らかいスポンジを使用しているだけあり、食い込みは相当に良い。しっかりインパクトできない状態でも回転がかかり、上方向に飛び出す。軟らかいラバー＝飛ばないというイメージがあったが、このラバーに関しては飛距離も問題なし。下がった位置からでも回転をかけて飛ばすことができる。そして何より打球音である。柔軟で粘りのあるスポンジとの相乗効果で、打球時のサウンドがより強調されている印象だ。
このラバーについて、ヨーラジャパンの小川洋さんはこう語る。「ヨーラの本社があるドイツでは、愛好家の多くがクラブで、チームスポーツとして卓球を楽しんでいます。その中でチームの一員として結果を求められるため、安定性やコントロールを重視した用具が好まれる傾向にあります。そうした中級者層をターゲットに、安定性を大前提として、ラリーや打球音というプレーの楽しさを追求したのがヨーラのベストセラーである初代『サンバ』です。『サンバテック』は安定性と楽しさというコンセプトはそのままに、最新技術を駆使し、シリーズ最高峰のグリップ力、回転性能を実現しました」。
ヨーラには『マックス』と『リズム』というスピン系テンションのラインナップがあるが、2つが中～上級者層をターゲットにしているのに対し、『サンバテック』は初～中級者層がターゲット。詰まったり、打球点を落としてしまう場面が多い初・中級者層にとって、高い安定性はなんとも心強い。とはいえ、最新技術を採用しているだけに、グリップ力はトップクラス。緩急を武器に戦うオールラウンドタイプの上級者でも満足できる性能だ。
安定性という現実的な性能に、爽快な打球感と快音が加わり、誰もが卓球の魅力を感じられる『サンバテック』。心地良いサウンドとともに、心躍るようなプレーを楽しもう。
快音を生み出す37.5度のスポンジ。気泡の粗いスポンジは、軟らかいがコシがある
担当：王国編集部
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