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オメガVIIプロ[XIOM]

●スピード系テンション裏ソフト
●MAX・2.0mm

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巨大な気泡(きほう)が目を引く
『オメガVII プロ』。
ラバーの固定観念を
捨てる勇気はあるか

 新しいラバーを試す時、そこにはどんな理由と目的があるのだろう。
 大多数の選手は、もっとサービスに回転をかけたい、ドライブを速くしたい、ブロックを安定させたいなどの明確な理由があり、より良いラバーを使うことで勝利を手にしたいという目的があって、ラバーのテストを繰り返しているはずだ。この時に基準となるのは、現在使用しているラバー。そのラバーよりも回転がかかるか、スピードが出るかなど、比較することでラバーに優劣をつけているのではないだろうか。でも、考えてみてほしい。慣れ親しんだラバーと初めて使うラバーを同じように比較するのはフェアな判断なのだろうか。
 12月にエクシオンから発売される『オメガVII(セブン)』は、ディープランニング(深層学習)による数十億のビッグデータを基(もと)に解析(かいせき)された、これまでにない新しい技術によって開発されたラバーだ。スピン系テンションラバーが全盛の現代において、それ以外のラバーでは勝てないという考えを一旦捨てて、「勝つための確率」を新たに導き出して生まれたラバーだという。
 「将棋(しょうぎ)や囲碁(いご)でも人工知能が名人に勝つ時代になった今、私たちは人間には見えない『勝つための確率』を備えたラバーを、膨大なデータを通じて連結させました。それが『オメガVII』シリーズです」と語るのはエクシオンの金俊洙(キム・ジュンス)さん。『オメガVII』は、12月に発売される『プロ』と『ヨーロ』を皮切りに、来年3月に『アジア』、7月に『ツアー』が発売される予定になっている。
 『オメガVII』シリーズに共通しているのはズバ抜けた打球スピード。今回紹介する『オメガVII プロ』は、特殊な製法により、スポンジの気泡の大きさがこれまでのラバーで最大になり、かつてないスピードを実現している。
 実際に打ってみたが、これまでスピード系を名乗るラバーは、フルスイング時にラバーのグリップ力にロスを感じ、ネットミスすることがあったが、『オメガVII プロ』はスイングのスピードに負けることはなく、低い弧線でドライブが相手コートに入っていく。これは、新技術による特大気泡のスポンジが大きく関係していると感じた。
 爆発的なヒットを続けているモンスターラバーほどの食い込みとグリップ力はないが、回転力を凌駕(りょうが)するスピードという分野に挑んだ『オメガVII プロ』。この新しいラバーをテストする時は、従来のスピン系テンションラバーの固定観念を一度捨ててみることを勧(すす)めたい。

肉眼でもわかる気泡の大きさが『オメガVII プロ』の特長だ

スポンジの気泡が特大のためトップシートの表面が平坦でないように見えるが、性能に問題はないという

担当:王国編集部