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卓球用具レビュー

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プラクソン 400[アンドロ]

●スピードテンション系裏ソフトラバー
●厚さ:MAX・2.0・1.8mm

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待望の新作スピード系で
“スピン系絶対主義”を突き破れ!

 スピン系全盛、というよりは、スピン系オンリー、と言っても過言ではない、裏ソフトラバー市場。
 スピンテンション系ブームの発端は、2008年登場の『テナジー』(バタフライ)だ。翌09年にはドイツブランドのアンドロも『ヘキサー』を発売、それ以降は各社から次々とスピン系のリリースが続き、現在に至っている。
 そしていつの間にか影が薄くなったのが従来のテンション系、つまりスピードテンション系だ。アンドロも、以前は『プラズマ』『ロクソン』などのスピード系を精力的にリリースしていたのだが、近年はもっぱらスピン系『ラザント』シリーズに注力し続けてきた。
 ところが今春、卓球市場に突如、一筋の閃光が切り込んできた。アンドロにとって実に9年ぶりのスピード系の新作、『プラクソン』である。
 なぜ今、スピード系なのか。アンドロジャパンの山崎譲治さんは言う。「スピン系は相手の回転の影響も受けやすく、ある程度の技術レベルがないと、むしろ扱いが難しいという側面があります。スピード系は、その名のとおりスピードが出しやすく、相手の回転の影響を受けにくく、軽いというメリットがあります。中級までの層にはスピード系が向く人が少なくないはずです」。また『プラクソン』ではトップシートの設計を工夫し、「スピード系の中でも一番かかるラバー」を目指したという。
 シリーズで中間的硬度の『プラクソン400』を試打してみると、強くないミートでも飛ばせる感覚は、まさにスピード系ならではの心地良さ。従来のスピード系よりひっかかりは若干向上しながら、全体的にはスピード系の特長が生きたラバーと感じられた。
 そしてこのラバーのもうひとつのウリは価格だ。ミドルクラスで最安の価格帯は非常に魅力的で、ラバーの勢力図を大きく塗り替える可能性もある。
 世を席巻するスピン系。しかし本当はあなたのプレーに合っていないかもしれない。『プラクソン』という一見懐かしくも新しい提案が、「スピン系が絶対」という常識を突き破るのか。大注目の一枚である。

従来のスピード系よりスピン性能重視のトップシート+スピード系のスポンジ(硬度40°)

担当:王国編集部