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ドナックル[ニッタク]

●表ソフトラバー
●厚さ:中・超極薄・OX(一枚)

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怒濤の無回転でどつぼにはめろ!

 『ドナックル』、というのが商品名です。この笑っちゃうほどのストレートなネーミングの表ソフトラバーは、ニッタクから10月に発売されたばかりの新製品。マイナーな存在となっていた表ソフトだが、今年は各社から新製品の発表が相次いでいる。このラバーも、もちろん要注目の一枚だ。
 『ドナックル』は名前のとおり、表ソフトの中でもナックル(無回転)が出しやすいタイプで、「変化系表ソフト」に分類される。異質ラバー向けに重量を持たせた個性的ラケット『剛力』と相性が良いラバーとして、ニッタクが開発をスタートした。設計コンセプトは「ナックル効果」と「変化」。粒設計、シートやスポンジのゴム質・硬度などを変えた様々な試作品ができあがった中で、2種類が選手に好評で、リリースが決まった。それが『ドナックル』と『スーパードナックル』だ。
 両者を比較すると、『ドナックル』のほうが粒が若干小さく、粒の間隔も狭め。また粒配列は『ドナックル』は縦目、『スーパードナックル』は横目。そしてスポンジ硬度はどちらも同じだ。ニッタクによれば、配列方向より、粒設計の違いがラバーの性質の違いに大きな影響を与えているという。『ドナックル』のほうが粒が倒れた時の弾力の効果により、自ら回転をかけやすい。一方『スーパー』のほうがナックル効果がより高いという。
 実はこのラバー、一般発売の前に、既に四天王寺高校の選手が使用し、8月のインターハイで実績を残している。女子シングルス準優勝のカットマン・橋本帆乃香選手も、今春からバック面を粒高から『ドナックル』に変えたという。そこで本人に使用感を聞いてみた。「一般的な粒高より少し硬め。カットでは粒高と同様に切れるが、滞空時間が短く、滑るような弾道になり、相手が打ちにくそう。ツッツキは初めはコントロールが難しく感じたが、慣れると、切ろうと思えば切れるしナックルにもできる」。
 その名の通りナックルが出しやすいのは確かだが、常にナックルしか出ないのでは相手に慣れられてしまう。切るツッツキもできて、回転に変化をつけられるのが、このラバーの武器と言える。
 表ソフトの使用感は、人によってかなり異なるのが常。変化系表ソフトにこだわる人は、『ドナックル』『スーパードナックル』の両方を試してみたい。その際、必ず相手の感想を聞こう。「すごくやりにくいから、『ドナックル』は使わないでほしい」。そう言われたなら……使わない手はないだろう。

多くの粒高ラバーとほぼ同じ粒の高さだが、粒高より若干太い粒形状。変化系の中でも粒高寄りの設計で、独自の変化を生み出す

担当:王国編集部