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オメガVIIアジア[XIOM]

●テンション系裏ソフト
●厚さ:MAX・2.0mm
●¥7,000+税

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一撃の怖さを秘めた暴れん坊

 2018年9月号の表紙に登場した鄭栄植(韓国)が使用。それだけで宣伝文句は十分かもしれない。エクシオンが自信を持って発売した『オメガVII アジア』は、52.5度の超硬質スポンジがウリだ。
 硬すぎると思われがちだが、トップシートが軟らかいため、全体硬度はややえ気味。打球感も思ったよりも硬くない。しかし、サイクロイド技術というエクシオンの最新加工により、スピードが劇的に高まったことで、かなりった性能のラバーに仕上がった。
 日本人は弧線を描くという言葉が好きだ。確かに、高い弧線を描く打球は台に入る確率も上がるが、台につくと高くね上がるので相手も取りやすい。高い弧線でいつまでも続くラリー戦は見応えはあるが、それが点数にならなければ意味がない。
 『オメガⅦ アジア』は、近年の弧線重視ラバーに比べると、やや直線的な弾道で飛ぶラバーだ。扱いづらいと思う人もいるだろうが、安定重視の弧線に比べて、直線は決まりやすいという強みがある。安定ラリーの忍耐力を取るか、打った時の得点力を取るか、選手によって様々だが、一撃を持っていることは強みだろう。
 6・7月に880人の大規模なモニター試打を行い、上級者を中心に高評価を得た。中央大学の伊丹雄飛選手もモニターに応募して、現在はフォアに『オメガVII アジア』を使用している。
 「今まで使っていたラバーに比べて、威力が出るようになりました。チームメイトにも以前より取りづらいと言われます」(伊丹)。バックハンドが得意なプレースタイルゆえに、フォアでの打ち合いに持っていかれる。そこで負けない武器を探していたところ、『オメガⅦ アジア』がマッチしたという。
 使いこなすまでには少々の慣れとパワーが必要だが、自分の力次第で高いポテンシャルを引き出すことができる。弧線信者から脱却したいのであれば、このラバーは力強い味方になるだろう。

トップシートの食い込みが良いので52.5度のスポンジを緩和している

担当:卓球王国編集部