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ライザー プロ[ヨーラ]

●スピン系テンション裏ソフト
●¥6,800+税
●厚さ:MAX・2.0㎜
●スポンジ硬度:50°

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「50°」の世界に挑め。鋭く尖ったその性能、
味方にすれば怖いモノなし

 キャッチコピーは「鋭く尖った」ラバー。7月にヨーラから発売された、最新のスピン系テンション裏ソフト『ライザー プロ』は挑戦的なラバーだ。
 スポンジ硬度は50度と硬め。編集部内ではソフトヒッターで有名な筆者、気合いを入れて試打に臨んだが、やはり打球感も硬く、スイングが遅いとボールが落ちやすい。ヨーラでもスポンジ硬度54度の『ゴールデン タンゴ』のように、より硬度が高いラバーもあるが、スピン系テンションの50度はかなり「ゴツい」印象。スポンジの気泡が密に詰まっているため、重量もズッシリくる。
 『ライザー』シリーズは、すでにスポンジ硬度48度の『ライザー48』(以下:『48』)と、43度の『ライザー43』(以下:『43』)がリリースされている。ヨーラジャパンの小川洋さんの説明によれば、『ライザー プロ』のスポンジは『48』『43』の硬度を上げたものだが、強くインパクトした時により性能を引き出せるよう、トップシートの粒形状なども改良。『48』は「トップシートの食い込みが良く、スポンジ硬度の割に硬く感じなキい」という定評があったが、『ライザープロ』はまさにハードヒッター御用達だ。
 すでにヨーラ契約選手のDa.ハベソーン(オーストリア)などが使い始め、「ボールのスピード・威力が上がった」との声も届いている『ライザー プロ』。面白いのはラケットとのマッチングだ。通常、硬いラバーは軟らかいラケットに貼るのがセオリーだが、ここで守りに入ってはいけない。
 実はこのラバー、上板のすぐ下に特殊素材を配した、いわゆる「アウター」のラケットと相性が良い。「硬め×硬め」の組み合わせでも無闇に飛びすぎることはなく、シートのグリップ力とボールの飛びのバランスが良くなり、ラバーの潜在能力がより引き出される感じだ。台から下がってもドライブでグイグイ攻められるし、カット打ちでも威力が出る。
 「スポンジ硬度の高さとプロモデルという点で、インパクトが強くないと使いこなせないイメージはあるかもしれませんが、スピードと威力には愛好者を魅了する夢があると思います」。小川さんはそう語る。中途半端に手を出すとケガをするが、味方につければ実に頼もしい。各メーカーからリリースが相次ぐ一方、差別化が難しいスピン系テンションというジャンルにおいて、一枚くらいこんな「じゃじゃ馬」ラバーがあってもいいだろう。

トップシートはやや薄く、スポンジの部分が厚い設計。気泡が密なスポンジは重量感がある

担当:卓球王国編集部