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卓球用具レビュー

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カーボネード 45[スティガ]

●攻撃用ラケット
●木材5枚合板+カーボン2枚
●グリップ:FL・LEG・ST・AN・CP
 ※LEG=レジェンド(太いFL )
●板厚:5.8mm

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“45度”が
スイートエリアを広げ
カーボンの未来を打ち開く

 中国女子代表選手の用具に押し寄せているビッグウェーブをご存じだろうか? セルロイドボール時代には木材ラケットが主流だった中国女子だが、14年以降のプラスチックボール時代に入ってから、あるカーボンラケットをこぞって手にするようになったのだ。この注目アイテムはスティガ『カーボネード』シリーズ。木材ラケットのイメージの強いスティガが送り出した、特殊素材ラケットの自信作である。
 『カーボネード』は、5枚合板のアウターにカーボン繊維を挟(はさ)み込んだ、王道な合板構成のシリーズだ。しかしミソとなるのが「テキストリーム」という素材。これはカーボン繊維を従来のような糸ではなくシート状にすることで、高強度と軽量化を実現した最新素材だ。
 そしてもうひとつのミソは繊維の方向だ。全6種類のシリーズ中、青グリップの『90』『190』『290』は、従来のラケットと同様の縦横方向にカーボン繊維を配置。3本はカーボン密度が異なり、それぞれ64、100、200(g/㎡)の繊維が採用されている。
 一方、赤グリップの『45』『145』『245』は、繊維方向を45度変えて配置した、従来にないタイプ。青グリップ系と同様に、3本の違いはカーボン密度だ。 この繊維方向の違いにより、青のほうが弾道が直線的となりスイートエリアが縦長、赤は弾道が弧線を描いてスイートエリアが横長になるという。中国女子では赤に人気があり、李暁霞リ・シャオシア孫穎莎スン・インシャが『145』、そして丁寧ディン・ニン朱雨玲ジュ・ユリン陳夢チェン・ムンが『45』を使用している。
 今回ピックアップする『45』は、弧線弾道の赤の中でもカーボン密度が少ないモデルだけあり、「少し硬めの5枚合板」という印象だ。回転をしっかりかけられ、台上技術は収まりも良い。「用具はコントロール優先で、自分のパワーで飛ばす」という中国選手が好むタイプだが、最新素材テキストリームが、+αのパワーを演出してくれる。
 純粋に性能面でも注目に値(あたい)する『カーボネード45』だが、朱雨玲&陳夢という次代の世界女王候補が愛用という点も魅力絶大だ。“45度”のビッグウェーブは、国内選手の用具事情にも、今後さらに大きな影響を与えそうだ。

薄めのカーボンがアウター(上板から2 枚目)に配置

担当:王国編集部