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卓球用具レビュー

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バイオリンカーボン[ニッタク]

●木材5枚+FEカーボン2枚
●グリップ:FL・ST

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シリーズの原点が
パワーアップ。
その進化は、
しなやかで逞(たくま)しい

 ニッタクの木材ラケットの中でも、特に高く支持され続けている『弦楽器シリーズ』。弦楽器の製造に用(もち)いられる接着技術を導入し、独特の打球感と高い性能を実現したシリーズだが、その元祖は2003年に発売された『バイオリン』だ。
 独特のしなりがもたらすボールのつかみ、心地良い打球感と広いスイートスポットで、発売から10年以上にわたり人気を博しているラケットだが、この秋、特殊素材を搭載した新モデル『バイオリンカーボン』が加わった。
 アウターにカーボンを組み込んだラケットだが、「カーボンを入れたら『バイオリン』の打球感が崩(くず)れるのでは?」という心配は無用。弾みと打球感、操作性のバランスに優れた「FEカーボン」を使用しており、『バイオリン』の打球感を残しつつ、スピード性能をアップ。また『バイオリン』、『バイオリンカーボン』ともに板厚は同じ5.3mm。単純にカーボンを入れるだけではなく、板厚を薄めに調整することで、球持ちの良さも残している。
 弦楽器シリーズではすでに『アコースティック』に「FEカーボン」を搭載した2モデルが発売され、伊藤美誠(スターツSC)が使用するなど実績を残している。『バイオリンカーボン』同様に「FEカーボン」をアウターに搭載した『アコースティックカーボン』との違いを、ニッタク企画開発部の山本雄哉さんに語ってもらった。
 「2本のラケットの一番の違いは、しなりによる球持ちにあります。『アコースティックカーボン』は『バイオリンカーボン』に比べ球離れが早く、スマッシュも打てる前陣向けのモデル。
 それに対し『バイオリンカーボン』はしなりが強く球持ちが良いので、ドライブに適しており、前・中陣でのラリー戦に向いています。『バイオリン』の打球感はそのままに、プラボールでも打ち負けない性能に仕上げました」
 『バイオリン』の打球感には満足しつつも、プラボール移行後、弾みやスピードに物足りなさを感じていたユーザーにとっては、まさに待望のブレード。そうでなくても、ボールをつかみ、FEカーボンが弾(はじ)き出す心地良い打球感は一度試してみる価値アリだ。
 しなやかなフィーリングの中に、プラボール時代を戦い抜く逞しさを宿した『バイオリンカーボン』。進化を遂げたシリーズの原点が、また新たな煌(きら)めきを放ち始める。

アウターにFEカーボンを搭載。板厚は『バイオリン』と同じ5.3mmをキープ

担当:王国編集部