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卓球用具レビュー

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スワット(スリム)

●攻撃用シェークラケット
●¥5,200+税 ●木材7枚
●グリップ:FL・ST・SLIM・CP
●ブレード:158×150㎜
●板厚:6.0㎜
●平均重量:約85g

小さな手にも大きな夢を!
平成の名作ラケットにスリムグリップ、登場。

 30年の時を刻んだ「平成」の時代がもうすぐ終わろうとしている。どのメディアでも、去りゆく平成を振り返る企画が目白押しだ。
 卓球用具もこの30年で多くのヒット作が生まれた。そして木材ラケットの「平成の名作」を挙げるとすれば、『スワット』は確実に候補に入る。適度な弾みと球持ちの良さがある7枚合板で、コストパフォーマンスは抜群。発売は平成21年(2009年)とやや「新参者」ながら、圧倒的なセールスを記録してきた。
 今回紹介するのは、その『スワット』のスリムグリップだ。板厚や合板構成は同じなので、新製品ではなく新しいグリップの追加ということになるが、潜在的なニーズは相当ある。
 実は『スワット』が爆発的にヒットしてから、VICTASには女子選手やジュニアの選手などから、「もう少しグリップが細めの『スワット』がほしい」という声が寄せられていたという。細めのグリップならキッズ用の『スワットキッズ』があるが、ブレードサイズも小さくなってしまう。
 「『スワット』のグリップは独特で、もともと細めなんです」。そう語るのはVICTAS開発担当の仲村錦治郎さん。そのため、より細めのグリップのリリースには踏み切れないでいたが、まずは最もヒットしている『スワット』のフレアグリップで、細い「スリム」バージョンをテストすることが決定。グリップは3つのタイプを試作して、卓球専門店などにアンケートを実施し、最も支持されたものが発売されることになった。
 「『スワット』のフレアグリップは横幅が細い形状なので、厚さを2㎜薄くした『薄め・細め』のグリップになりました。好評だったら、他のラケットに採用したり、スリムのストレートグリップを発売することも視野に入れています」(仲村さん)
 実は筆者も、グリップは細めが好み。横回転を入れてボールを曲げる技術がやりやすく、振り抜きも良く感じられる。トップ選手にも「細め派」は存在するが、このスリムグリップがどれくらいヒットするのか、「細め派」としては少々気になる。
 「ぼくらの時代はシェークの選手でも、自分の手に合うようにグリップをカッターで削るのは普通のことでしたけど、今はトップクラスでもグリップを削る選手はほとんどいないですね」と仲村さんは言う。メーカーがユーザーの声を汲み上げ、グリップまで細かいニーズに応えてくれるのはありがたい。アナタも「細め派」なら、卓球専門店で一度「握手」を交わしてみてはいかがだろうか。

※2019年4月上旬発売

合板構成やブレードサイズは『スワット』と全く同じ。板厚はやや薄めの6㎜で、球持ちが良い