●種類:テンション系裏ソフトラバー
●厚さ:MAX、2.0mm
ぜひ〝50度〟を試してみてください」。今回『ヨーラマックス』の記事を掲載するにあたり、ヨーラジャパンからいただいたご提案に、編集部側は一瞬とまどった。
ヨーラが誇る最新ハイエンドラバー『マックス』には、スポンジ硬度の違いによる3種類のバージョンがある。誌面で紹介するなら、中間硬度(45度)の『マックス450』か、あるいは軟らかめ(40度)の『マックス400』あたりが無難か、と考えていたのだ。
結論から言えば、『500』は確かにハードでパワフルなラバーだったが、ひいき目に見て〝ミドルヒッター〟レベルの編集部員でも、ボールをしっかりとつかんで扱うことができたのだ。
その理由は、トップシートの適度な柔軟性によるものだろう。これがハードスポンジと組み合わさった時に、独自の球持ちとパワーが実現される。これは同社の『ヨーラリズム375』と比較すると対照的だ(『リズム』は37・5度のソフトスポンジ+しっかりとした硬さのトップシート)。シートとスポンジを硬軟の組み合わせにすることで、バランスが取れるというわけだ。
実際に編集部が試打したところ、次のような感想があがった。「引っかけて打つとしっかりとボールをつかみつつ、ボールがギュンと前に飛んでくれる。また、フラット系は軽打でもボールが気持ち良く飛んでくれるのに、ブロックで威力を殺すこともできる」等々。
また、打球感は合わせるラケットの特性を色濃く反映する点も、このラバーの面白いポイントだ。落ち着いた弾みの木材ラケットや、特殊素材ならインナー系を合わせるのが王道だろう。
この独自の一枚は、ミドルヒッターのアナタにこそ試してほしい。超ハードなラバーを意のままにコントロールする感覚は、実に新鮮だ。
担当:王国編集部
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